オルトロスの犬
[第9話]
「俺と涼介がどういきていくか 見届けてもらう」瀕死の巽(平田満)を竜崎(滝沢秀明)は「神の力」治そうとするが、巽は優しく断る。「父さんはおまえを苦しめたくない…」と。その言葉を聞いた竜崎はその場を離れる。09/25放送
そこへ碧井(錦戸亮)がやってくる。巽の手を握って励ますが、そのまま逝ってしまった。巽は最後まで「涼介(=碧井)(錦戸亮)を救ってくれ」と口にしていた。
碧井は竜崎を追いかけると「なぜ助けなかった」と問い詰める。そこへやってきた沢村(佐々木蔵之介)は、巽は涼介の本当の父親だと教え、それを知っていて治さなかったと碧井の憎悪をあおった。
渚(水川あさみ)は二宮(六角精児)のいうとおり、爆破現場の遺留品をすべて鑑識にまわしていた。渚から竜崎の無事を聞いた二宮はホッとしているようだった。そして、竜崎が巽の子どもで、竜崎と碧井が兄弟だということを教えるのだった。竜崎と碧井、神の手と悪魔の手――二宮は渚に説明をする。
鑑識の結果から、沢村が事件に深く関与していた事実が発覚する。
その頃、竜崎は正人と一緒にいた。竜崎を写すように正人がビデオを回している。
その竜崎の映像が世界に流された。
「あとはゲームの相手が現れるのを待つだけだ」意味深な言葉を竜崎は口にする…。
沢村は、竜崎のいる場所への道路を封鎖することを決定する。
一方、澪は持病の喘息が悪化して入院する。病室の子ども同士はすっかり仲良しになった。偶然、澪の隣には、榊の秘書のお子さんが入院していた。
そこに榊が、その少し後に竜崎が、見舞いにやってくる。
竜崎が澪に「最後に澪の病気なおしてやるよ。いいことを教えてもらったお礼だ」と言うと、澪は、自分はいいから隣の子どもを治してほしいとお願いする。隣の子どもはその隣の子どもを、その子は隣にいた院内学級の先生の病気を治してほしいとお願いする。
「大人の社会は力を奪いあう。でも、子どもたちは力をゆずりあっている」表情を和ませた竜崎は、そこにいた全員の病を治してあげる。その様子を見ていた榊にも胸に響く何かがあった…。
その頃、碧井は沢村とあっていた。沢村は碧井に竜崎を殺すように仕向けるが、碧井は、その前に殺さなければならないのはあなただと、沢村に手をかける。
そこにやってきた渚が碧井を止めた。
渚は沢村を爆破事件の犯人として逮捕すると言うが、沢村は開き直って、渚のことを相手にしようとしない。
その時、竜崎が、「最後の治療」の時間と場所を発表したとの知らせが入る。
その場を立ち去る前、沢村は「竜崎を殺すのは、悪魔の手をもつあなたの使命だ」と告げるが、碧井は「僕は僕の意志でこの力を使います」と言葉を返した。
渚は榊と会っていた。榊は「沢村を本気で逮捕したいなら手をかさないこともない」と伝えるが、渚は「自分の力で逮捕します」と答えるのだった。
竜崎と碧井を取り巻く周囲にもいろいろな変化が起きていた。
熊切の息子はケガを負わせた白川親子に謝罪をしていた。息子は刑に服すことに…。一方、父親は拳銃で沢村を殺そうと考えるが、碧井は「それはあなたの役目ではない」と思いとどまらせる。
渚と二宮は竜崎のいる龍谷ダムへ向かうが、そこへ通じる道は警察によって封鎖されていた。そこで秘密の道を通ることにするが警察に見つかってしまう。すると二宮は自らを犠牲にして、渚を先に進ませる。
「シンジを助けてくれ!お前に押しつけた罪はおれが償うから…」と…。
その頃、碧井は熊切に車で送られてダムの付近まで来ていた。碧井は、警察にゲートを通してもらう。
竜崎は碧井の到着を待っていた。やってきた碧井に、竜崎は2つの選択肢を示す。
一つは、碧井の悪魔の手で自分を殺すこと。
もう一つは、二人が協力して世界を変えること…。
そこへやってきた渚は、竜崎と碧井が兄弟だということを教えようとするが、既に碧井はそれを知っていた。
沢村もその場所に来ていた。竜崎と碧井のやりとりを黙って見ていたが、突然、「なぜ殺さん?この世に神は必要ない!」と言うと、竜崎に向けて拳銃を発砲した。それに気づいた碧井は、竜崎をかばって撃たれてしまう。
竜崎は碧井の傷を治そうとするが、碧井はそれを拒否する…。
その時、榊が沢村の逮捕を許可したという知らせが入る。渚が沢村を逮捕しようとしたとき、沢村は竜崎に向けて発砲した。
渚は沢村を蹴りつけると、彼の腕に手錠を掛ける。そして連行されていった…。
拳銃で撃たれた2人。しかし、お互いに力を使おうとしない。
手を握り合うと、そのままフラッとダムに落ちた…。
――それから一年後。
碧井は元気に教師として、教壇に立っていた。
千春は澪との出会いがきっかけになったのか、小児科医に転身していた。
正人も一からやりなおすという。
碧井は、悪魔の手の力は、兄を殺すのではなく、兄の力を消し去るということじゃないかと、当時を振り返る。
竜崎も生きていた。捨て犬を見つけると竜崎は言葉をかける。
「うちくるか。手当てしてやるぞ」そう言うと、竜崎は捨て犬を連れて帰る。
碧井とすれ違いそうになるが、お互いに気づかず、そのまま離れていった…。
《終》
09/25
第9話
09/18
第8話
09/11
第7話
08/28
第6話
08/21
第5話
08/14
第4話
08/07
第3話
07/31
第2話
07/24
第1話
手を触れただけですべての病を治す「神の手」を持っている。
しかし、人の心や命をもてあそぶような男。
謎に包まれた過去の持ち主で、心の内は見せない。
力を利用して、政界や財界に接近し、大きな力を得ようとする。
現在10年前の殺人事件の犯人として服役中。
私立の女子高に勤める新米教師。
誠実で、正義感が強い。
「悪魔の手」を持っていて、
手を触れただけで人を殺すことができる。
自分の呪われた力を強く憎んでいる。
警視庁の刑事。
捜査中に碧井と竜崎の持つ力を知った。
病気の娘を抱えるシングルマザー。
殺人事件の容疑者とされ、渚に追われる。
熊切善三とは親子である。
警察官。
監察医。沢村の大学医学部の後輩で、恋人同士なのかは謎。
渚の良き理解者で、協力者。
渚の恋人。
碧井の生徒。
勝とは親子。
竜崎を利用しようとする。
元警察官のホームレス。
竜崎の関与した事件の目撃者で、竜崎に怯えている。
警察のエリート官僚。
政界の信頼は厚い。
碧井の能力を知る人物。
社会厚生大臣。
女性初の総理大臣の座を狙っている。
竜崎の力に目をつける。
JASRAC許諾番号
6834131007Y41011
Blau
6834131007Y41011