宿命 1969-2010～ワンス･アポン･ア･タイム･イン･東京第1話あらすじ完全版

宿命 1969-2010～ワンス･アポン･ア･タイム･イン･東京

[第1話]

01/15放送

有川崇（北村一輝）は恋人の宣子（小池栄子）と一夜をともにしていた。
宣子は父親からの電話で見合いを勧められ、自分でいい男を捕まえると断る。
そんな彼女の電話を聞きながら、崇は微笑んでいた。

その頃、与党の政調会長・白井（奥田瑛二）は秘書から崇の調査結果を聞いていた。
崇は財務省のエリート官僚で、50の病院を持つ医療法人の長男だった。

やがて、崇に縁談が舞い込んだ。相手は白井の長女・尚子（上原美佐）。
彼女が与党の政調会長の娘と聞いて、崇も了承する。

白井は崇が病院を継がなかったのは政界入りの野心があるに違いないと踏んでいた。
政調会長の自分をその足がかりにしようとしているのだろうというのだ。
事実、その通りだった。

崇の母・三奈（真野響子）は夫の和裕（田中健）と乾杯しながら、学生運動に奮闘していた若き日のことを思い出す。
そして、学生運動などで社会は変わらないと言っていた苦学生がいたとつぶやいた。
同じ頃、白井も東大全共闘に関する雑誌の記事に目を落としていた。

崇は部屋にやってきた恋人の宣子に一方的に別れを告げる。
宣子はショックを受け、雨の中を飛び出していった。

やがて、有川家と白井家の顔合わせで白井は総理大臣に仲人を頼むと言い、三奈も喜ぶ。
その席で和裕は自分は婿で、崇の産みの父は既に死んでいると告白。
白井も同じく婿で、元々は苦学生だったと告げる。

その頃、宣子は崇と尚子に関する、興信所からの調査結果を聞いていた。
ふたりの縁談が進んでいると知った宣子は妊娠検査薬の結果を見ながら悔しがる。

数日後、料理教室に通う尚子の姿を宣子が遠くからじっと見つめていた。

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