歌のおにいさん
[第2話]
01/23放送

「あんたには謝んねぇ!」氷室(戸次重幸)に言い切った健太(大野智)。これでクビは決定的かと思われたが、真鍋(木村佳乃)が仲裁に入り、なんとか『みんなでうたお!パピプペポン』に残れることに…。ただし、今後は氷室には今後絶対服従するという条件が付いていた。

その日から健太は氷室の小間使い状態に。山ほど雑用を言いつけられる。さらに、真鍋やうらら(片瀬那奈)からもダメ出しされる。すっかり疲れ果ててしまう、健太。

それからしばらくして、毎年恒例の『みんなでうたお!パピプペポン』公開生放送日がやってくる。この生放送をスタッフたちは「地獄のオンステージ」と呼んでいた。それはいつもの収録に増して氷室が好き放題やるからだった。

健太は氷室から「ステージをくまなく掃除するように」と、命令される。守(丸山隆平)と一緒に掃除をする健太。

ところが氷室の衣装がセットから出ていた釘に引っかかり、破けてしまうというアクシデントが発生する。氷室は健太に八つ当たり的な態度に出る。さすがの健太もついに逆切れ状態に…。
「いちいち騒いでんじゃねーよ」と怒鳴った健太に対して、氷室は健太と守に「生放送のステージに出るな!」と命令する。

「もううんざりだ」。

守は健太のせいで自分まで舞台に立てなくなったことにイライラする。また、真鍋からも失望のまなざしが…。

そんな中、生放送がスタートする。氷室のステージに熱狂するのはママやおばあちゃん達だけ。子ども達は、すっかりはしらけてしまう。

そんななか、事件が発生! 氷室が最後に歌うはずの持ち歌『失恋 ひとり旅』のカラオケテープが見当たらないのだ。真鍋、健太、守たちは必死に探し始めた。守がテープを発見し駆け込んで来たとき、何かにつまづいたのか転倒テープが床に落ちて、それをうららが踏み潰してしまった…。

呆然とする一同。それを知った氷室はヘソを曲げて帰ってしまう。そこで急遽ピンチヒッターとして健太がステージに立つことに…。

健太は“お兄さんスタイル”に着替えると、父、光雄(小野武彦)との思い出の曲『おもちゃのチャチャチャ』を歌い始めるのだった…。

03/13 第9話


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02/20 第5話


02/13 第4話


02/06 第3話


01/23 第2話


01/16 第1話

キャスト
矢野健太 / 大野智(おおのさとし)
矢野健太は長年放送されてきた教育番組『みんなでうたお!パピプペポン』の“新人”歌のおにいさん。
元々はロックバンド『ジゼル』のボーカルとして活動していた男なのだが、ある日突然、そのバンドが解散。
しかもそれと同じタイミングで恋人にもフラれてしまった。
やることもない、恋人もいない、そんな生活が続いて家では家族にニート扱いされていた。
そんな彼がこのままじゃダメ人間になると必死に職を探した結果、なぜか歌のおにいさんになってしまった!?
一体どうして僕が歌のおにいさんなんかになっちゃうの!?
真鍋杏子 / 木村佳乃(きむらよしの)
『みんなでうたお!パピプペポン』を担当する凄腕の女性プロデューサー。
ベテランお兄さんの氷室が番組を支配している今の状況をなんとかしたいと毎日のように考えている。
そんな彼女がある日、番組にとって救世主となりそうな健太を見つけ、半ば無理やり健太を新人おにいさんにしてしまった。
果たして杏子にはどんな計画があるのだろうか!?
水野明音 / 千紗[GIRL NEXT DOOR](ちさ)
健太がボーカルを務めていたバンド『ジゼル』の紅一点。
愛らしいルックスの上、コアなファンも多い。
理由も伝えず、バッサリ健太に別れを告げたのがこの女の子である。
どうして突然健太をふったかは今のところ不明。
氷室洋一 / 戸次重幸(とつぎしげゆき)
『みんなでうたお!パピプペポン』の“ベテラン”歌のおにいさんで、番組を完全に支配している権力者。
周りからは王子と呼ばれており、逆らう者はだれもいない。
なぜなら彼に逆らえばあっという間に首を切られてしまうからである。
そんな彼は極度のナルシストでもあり、誰よりも自分が一番かっこいいと思っている勘違い男。
斉藤守 / 丸山隆平(まるやまりゅうへい)
健太と同じオーディションに参加し、見事に合格した“新人”歌のおにいさん。
音楽大学の声楽科を卒業した彼は以前から、将来は氷室のようなミュージカルスターになりたいと夢を抱いていた。
そのためにも歌のおにいさんとして人気を出してなんとか顔を売ろうと思っている。
明るいキャラクターで健太と比べるとはるかにおにいさんに向いているように見える。
美月うらら / 片瀬那奈(かたせなな)
元高松塚歌劇団のキトラ組に所属していた歌のおねえさん。
その実力は本物で、高松塚歌劇団で活躍していたころと同じくらいの活躍を見せている。
番組では常に氷室を崇拝しており、子どもの前で歌う童謡はなぜかいつもオペラ調である。
矢野さくら / 須藤理彩(すどうりさ)
健太の姉でしっかり者。弟は私がしっかり育てなければと幼い頃から父・光雄と一緒になに健太の尻を叩いて教育してきた。
もちろん大人になった今でも姉は健太にとって恐怖な存在である。
清水さやか / 滝沢沙織(たきざわさおり)
『みんなでうたお! パピプペポン』でメイクを担当している女性。そんな彼女の性格は一言で言えば“ツンデレ”。
番組の絶対的支配者である氷室に対しては常に優しくメイクも丁寧なのだが、なぜか新人の健太にはとてつもなく冷たい。
これは素なのかそれとも…。
小山克己 / 金児憲史(かねこのりひこ)
健太の実家である工場で働く男で、健太が心から信頼しているよき理解者。
健太が歌のおにいさんになった時も、家族にこのことを知られたくないという健太の願いを聞き入れ、
必死に隠蔽工作を手伝うことに。
矢野光雄 / 小野武彦(おのたけひこ)
健太の父で実家の工場を経営している。
幼い頃から健太と姉のさくらを一生懸命育ててきた男。
ろくに仕事もせず家にいる健太に対して、しっかり仕事をしろと怒鳴る日々だが、
本当は誰よりも健太のことを心配している。
中村洋子 / 永池南津子(ながいけなつこ)
『みんなでうたお!パピプペポン』の番組制作スタッフ。
氷室を怒らせと自分なんかすぐに首を切られてしまうと心配しており、
毎日のように氷室のご機嫌を影ながらうかがっている。

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