歌のおにいさん
[第5話]
02/20放送

突然お見合いをすることになったというさくら(須藤理彩)。相手は父・光雄(小野武彦)の会社の、取引先の息子らしい。さくらに好意を寄せていた克己(金児憲史)は、お見合いのことが気になってしたがない。そこで、お見合いの当日、健太(大野智)を連れてホテルのラウンジにお見合いの様子を探りに行くことになる。

お見合いの場所になっているホテルのラウンジに行くと、突然、そこにうらら(片瀬那奈)が!
じつは、うららもこのホテルでお見合いをするという。ところが、お見合いをしたくないうららは、健太に“ニセの恋人”をさせて、お見合い話を破談にしてしまう。
ところがその騒ぎで、さくらのお見合いまで壊れてしまうことになる。 

さらに、その現場を洋子(永池南津子)の友達にも見られてしまい“健太とうららが付き合っている”という噂があっという間に流れた。その噂が真鍋(木村佳乃)にまで知られてしまい大問題に!

“歌のお兄さんに恋愛はご法度”と激怒される健太とうらら。誤解を解くために、うららは自分と母親の確執について真壁に説明した。
うららの母は、うららが“歌のお姉さん”をやっていることを恥じているという。母は娘を“勝ち組”にしたいそうなのだ。

真壁は「あなたにとっての勝ちってなんなの?」と、うららに問いかけた。

一方、さくらのお見合いも、さくらの本意ではなかった。光雄(小野武彦)の工場を助けるためのものだったことを知った健太は、光雄と大ゲンカになる。

翌朝、自分の荷物のなかに健太が“歌のおにいさん”で使用するバッジを見つけ、仕方なくスタジオに届けることに。そんななか、スタジオで健太のことを「バカ息子」と連呼する父親を見ていたうららは不機嫌になる。自分は小さい頃から「カワイイ」と育てられてきたので、子どもをバカにする光雄が理解できないのだ。

うららはそのことを光雄にぶつける。すると光雄は、「親にとってバカとカワイイは同じ意味だ」と答える。
さらに「親というのは子どもが幸せなら親も幸せなんだ」という光雄の言葉を聞いたうららは、ようやく自分にとっての幸せを見つける。
その様子を陰で見ていた健太も、あらためて親のありがたみを感じるのだった。


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キャスト
矢野健太 / 大野智(おおのさとし)
矢野健太は長年放送されてきた教育番組『みんなでうたお!パピプペポン』の“新人”歌のおにいさん。
元々はロックバンド『ジゼル』のボーカルとして活動していた男なのだが、ある日突然、そのバンドが解散。
しかもそれと同じタイミングで恋人にもフラれてしまった。
やることもない、恋人もいない、そんな生活が続いて家では家族にニート扱いされていた。
そんな彼がこのままじゃダメ人間になると必死に職を探した結果、なぜか歌のおにいさんになってしまった!?
一体どうして僕が歌のおにいさんなんかになっちゃうの!?
真鍋杏子 / 木村佳乃(きむらよしの)
『みんなでうたお!パピプペポン』を担当する凄腕の女性プロデューサー。
ベテランお兄さんの氷室が番組を支配している今の状況をなんとかしたいと毎日のように考えている。
そんな彼女がある日、番組にとって救世主となりそうな健太を見つけ、半ば無理やり健太を新人おにいさんにしてしまった。
果たして杏子にはどんな計画があるのだろうか!?
水野明音 / 千紗[GIRL NEXT DOOR](ちさ)
健太がボーカルを務めていたバンド『ジゼル』の紅一点。
愛らしいルックスの上、コアなファンも多い。
理由も伝えず、バッサリ健太に別れを告げたのがこの女の子である。
どうして突然健太をふったかは今のところ不明。
氷室洋一 / 戸次重幸(とつぎしげゆき)
『みんなでうたお!パピプペポン』の“ベテラン”歌のおにいさんで、番組を完全に支配している権力者。
周りからは王子と呼ばれており、逆らう者はだれもいない。
なぜなら彼に逆らえばあっという間に首を切られてしまうからである。
そんな彼は極度のナルシストでもあり、誰よりも自分が一番かっこいいと思っている勘違い男。
斉藤守 / 丸山隆平(まるやまりゅうへい)
健太と同じオーディションに参加し、見事に合格した“新人”歌のおにいさん。
音楽大学の声楽科を卒業した彼は以前から、将来は氷室のようなミュージカルスターになりたいと夢を抱いていた。
そのためにも歌のおにいさんとして人気を出してなんとか顔を売ろうと思っている。
明るいキャラクターで健太と比べるとはるかにおにいさんに向いているように見える。
美月うらら / 片瀬那奈(かたせなな)
元高松塚歌劇団のキトラ組に所属していた歌のおねえさん。
その実力は本物で、高松塚歌劇団で活躍していたころと同じくらいの活躍を見せている。
番組では常に氷室を崇拝しており、子どもの前で歌う童謡はなぜかいつもオペラ調である。
矢野さくら / 須藤理彩(すどうりさ)
健太の姉でしっかり者。弟は私がしっかり育てなければと幼い頃から父・光雄と一緒になに健太の尻を叩いて教育してきた。
もちろん大人になった今でも姉は健太にとって恐怖な存在である。
清水さやか / 滝沢沙織(たきざわさおり)
『みんなでうたお! パピプペポン』でメイクを担当している女性。そんな彼女の性格は一言で言えば“ツンデレ”。
番組の絶対的支配者である氷室に対しては常に優しくメイクも丁寧なのだが、なぜか新人の健太にはとてつもなく冷たい。
これは素なのかそれとも…。
小山克己 / 金児憲史(かねこのりひこ)
健太の実家である工場で働く男で、健太が心から信頼しているよき理解者。
健太が歌のおにいさんになった時も、家族にこのことを知られたくないという健太の願いを聞き入れ、
必死に隠蔽工作を手伝うことに。
矢野光雄 / 小野武彦(おのたけひこ)
健太の父で実家の工場を経営している。
幼い頃から健太と姉のさくらを一生懸命育ててきた男。
ろくに仕事もせず家にいる健太に対して、しっかり仕事をしろと怒鳴る日々だが、
本当は誰よりも健太のことを心配している。
中村洋子 / 永池南津子(ながいけなつこ)
『みんなでうたお!パピプペポン』の番組制作スタッフ。
氷室を怒らせと自分なんかすぐに首を切られてしまうと心配しており、
毎日のように氷室のご機嫌を影ながらうかがっている。

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