歌のおにいさん
[第7話]
ほかの番組プロデューサーとこそこそと話をしている真鍋(木村佳乃)。どうやら住吉(前田健)たちの話をしているようだった。03/06放送
たまたまそれを目撃したうらら(片瀬奈那)は「真壁が危険分子を排除しようとしている」と誤解してしまう。
うららの話を聞いた守(丸山隆平)たちは、真鍋に嫌われないようゴマスリをしはじめる。
しかし、真壁は『みんなでうたお!パピプペポン』の番組打ち切りが決定したので、必死に、スタッフの受け入れ先を探していたのだ…。
そんなある日、収録が終わって、ひとり健太(大野智)が残っていると、突然、氷室(戸次重幸)があらわれて、番組打ち切りの話を健太に漏らしてしまう。
健太は「番組打ち切りが本当の話なのか」と真壁に確認する。真鍋は、打ち切りは本当の話だが他のスタッフにはまだ黙っていてほしいと頼まれる。
そうこうしているうちに、他のスタッフの耳に番組打ち切りの話が知られてしまい、混乱が生じてしまった…。
その頃、明音(千紗)は行方をくらましてしまう。明音は安斉(吹越満)のやり方がどうしても納得できなかったのだ。
ある日、安斉は健太に「明音の居どころを知らないか」と尋ねるが、健太はほんとうに明音の行方を知らなかった。
そんななか、バンドメンバーのハルキとソースケが健太を頼ってやってきた。
ハルキとソースケは、今、自分たちの音楽ができていないことを相談する。そして健太に「バンドに戻ってきて欲しい」と話す。
しかし健太は「自分がいたらデビューはできなかった」とはバンドに戻ることを否定する…。
安斉の態度に不安を感じた健太は明音のことが心配になって電話をすると…。
「もうどうしたらいいかわかんない」明音は悲痛な叫びを健太にぶつけた。
すべての元凶が安斉にあると悟った健太は、安斉のオフィスに向かう。
安斉のオフィスには真壁がいた。しかし、今の健太には真壁の姿は目に入らない。
「明音になにをした!?」安斉を問いただす。
すると安斉は理不尽なことばかりベラベラと喋りはじめる。
まるで人を使い捨ての道具のように話す安斉を、健太は思わず殴ってしまった…。
03/13
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キャスト
矢野健太 / 大野智(おおのさとし)矢野健太は長年放送されてきた教育番組『みんなでうたお!パピプペポン』の“新人”歌のおにいさん。
元々はロックバンド『ジゼル』のボーカルとして活動していた男なのだが、ある日突然、そのバンドが解散。
しかもそれと同じタイミングで恋人にもフラれてしまった。
やることもない、恋人もいない、そんな生活が続いて家では家族にニート扱いされていた。
そんな彼がこのままじゃダメ人間になると必死に職を探した結果、なぜか歌のおにいさんになってしまった!?
一体どうして僕が歌のおにいさんなんかになっちゃうの!?
真鍋杏子 / 木村佳乃(きむらよしの)
『みんなでうたお!パピプペポン』を担当する凄腕の女性プロデューサー。
ベテランお兄さんの氷室が番組を支配している今の状況をなんとかしたいと毎日のように考えている。
そんな彼女がある日、番組にとって救世主となりそうな健太を見つけ、半ば無理やり健太を新人おにいさんにしてしまった。
果たして杏子にはどんな計画があるのだろうか!?
水野明音 / 千紗[GIRL NEXT DOOR](ちさ)
健太がボーカルを務めていたバンド『ジゼル』の紅一点。
愛らしいルックスの上、コアなファンも多い。
理由も伝えず、バッサリ健太に別れを告げたのがこの女の子である。
どうして突然健太をふったかは今のところ不明。
氷室洋一 / 戸次重幸(とつぎしげゆき)
『みんなでうたお!パピプペポン』の“ベテラン”歌のおにいさんで、番組を完全に支配している権力者。
周りからは王子と呼ばれており、逆らう者はだれもいない。
なぜなら彼に逆らえばあっという間に首を切られてしまうからである。
そんな彼は極度のナルシストでもあり、誰よりも自分が一番かっこいいと思っている勘違い男。
斉藤守 / 丸山隆平(まるやまりゅうへい)
健太と同じオーディションに参加し、見事に合格した“新人”歌のおにいさん。
音楽大学の声楽科を卒業した彼は以前から、将来は氷室のようなミュージカルスターになりたいと夢を抱いていた。
そのためにも歌のおにいさんとして人気を出してなんとか顔を売ろうと思っている。
明るいキャラクターで健太と比べるとはるかにおにいさんに向いているように見える。
美月うらら / 片瀬那奈(かたせなな)
元高松塚歌劇団のキトラ組に所属していた歌のおねえさん。
その実力は本物で、高松塚歌劇団で活躍していたころと同じくらいの活躍を見せている。
番組では常に氷室を崇拝しており、子どもの前で歌う童謡はなぜかいつもオペラ調である。
矢野さくら / 須藤理彩(すどうりさ)
健太の姉でしっかり者。弟は私がしっかり育てなければと幼い頃から父・光雄と一緒になに健太の尻を叩いて教育してきた。
もちろん大人になった今でも姉は健太にとって恐怖な存在である。
清水さやか / 滝沢沙織(たきざわさおり)
『みんなでうたお! パピプペポン』でメイクを担当している女性。そんな彼女の性格は一言で言えば“ツンデレ”。
番組の絶対的支配者である氷室に対しては常に優しくメイクも丁寧なのだが、なぜか新人の健太にはとてつもなく冷たい。
これは素なのかそれとも…。
小山克己 / 金児憲史(かねこのりひこ)
健太の実家である工場で働く男で、健太が心から信頼しているよき理解者。
健太が歌のおにいさんになった時も、家族にこのことを知られたくないという健太の願いを聞き入れ、
必死に隠蔽工作を手伝うことに。
矢野光雄 / 小野武彦(おのたけひこ)
健太の父で実家の工場を経営している。
幼い頃から健太と姉のさくらを一生懸命育ててきた男。
ろくに仕事もせず家にいる健太に対して、しっかり仕事をしろと怒鳴る日々だが、
本当は誰よりも健太のことを心配している。
中村洋子 / 永池南津子(ながいけなつこ)
『みんなでうたお!パピプペポン』の番組制作スタッフ。
氷室を怒らせと自分なんかすぐに首を切られてしまうと心配しており、
毎日のように氷室のご機嫌を影ながらうかがっている。
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