｢クレしん｣､来年3月号まで連載延長｡遺稿が発見される!!

(11/06)

今年9月､群馬･長野県境の荒船山の山中で亡くなっているのが見つかった漫画家､臼井儀人さん(享年51)が｢月刊まんがタウン｣(双葉社)に連載してきた人気漫画｢クレヨンしんちゃん｣の遺稿が数ページ発見された｡

同社はホームページで｢新たに数ページの遺稿が見つかりました｡それにより､引き続き『月刊まんがタウン』3月号(2010年2月5日発売)まで連載ができることになりました｣としている｡

当初は12月号で原稿がなくなり､連載が終わる予定だった｡

｢クレヨンしんちゃん｣は90年､｢週刊漫画アクション｣(双葉社)で連載を開始｡春日部市の幼稚園児､野原しんのすけが､家族や周辺の大人たちを巻き込みながらさまざまな騒動を巻き起こすギャグマンガ｡

コミックスや関連書籍は累計6500万部を発行している｡アニメは92年から放送され､｢ドラえもん｣や｢サザエさん｣と同様の方式で､放送継続が決まっている｡

臼井さんは9月11日､埼玉県内の自宅を出た後で行方不明となり､20日に群馬､長野両県にまたがる荒船山(標高1423メートル)で､転落死していたのが確認された｡

また同社は11月下旬に｢臼井儀人先生の思い出を語る会｣と称して追悼会を開催する｡こちらの詳細は11月中旬に双葉社の公式サイトで発表される予定だ｡

なお12月1日には近年の連載からセレクションした増刊､｢クレヨンしんちゃんざ･べすと｣の発売も決定している｡(松野)