韓国ドラマ｢アイリス｣放送中止!? TBSに仮処分申請が

TBSで今月からスタートしたイ･ビョンホン(39)主演の韓国ドラマ｢アイリス｣をめぐり､騒動が起こっている｡

なんと､作品の権利を持つと主張する韓国の会社が､ドラマの放送中止の仮処分を申請したのだ｡｢夕刊フジ｣が報じている｡

この仮処分申請は､アインスエムアンドエムという会社が3月に東京地裁に申請したもの｡

アインス社の代理人によると､同社の前身会社のアインスインターナショナルは昨年1月､2005年から構想されていた｢アイリス｣の企画と台本の権利を持っていた､テウォンエンターテインメントを会社ごと買収したという｡

買収の話は､資金繰りに困っていたテウォン社から持ちかけられたとも｡

しかしその後､同社の大株主だったプロデューサーのチョン･テウォンが､同じ名前の会社を新たに立ち上げ､ドラマ制作を開始｡

アインス社はチョンとテウォン社を相手に､ソウル中央地方法院に複製配布禁止の仮処分を申請したが､ドラマは昨年10月から韓国KBSで放送開始｡

申請は認められた後も､放送は続けられた｡

日本では今年3月にTBSがCSで､今月から地上波でも放送を開始した｡

TBSの石原俊爾社長は､

｢4年前の企画段階からかかわってきた｣

と明言｡

それに対しアインス社の代理人は､

｢企画段階からかかわっていたというなら､TBSはテウォン社に権利がないことを知らないはずはない｡

コンプライアンスの観点からも問題だ｣

としているという｡

チョンは今月13日､ソウル地検から著作権法違反で在宅起訴され､事態は泥沼化の様相を帯びてきた｡

TBS広報部はフジに対し､

｢こうした問題は権利元が処理する契約をしています｡

しかし､TBSを相手に日本国内で訴訟が起こされ､遺憾に思っております｣とコメント｡

日韓を股にかけた訴訟合戦は､どうなることか､さて?(淺川)

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