宇多田ヒカル､｢『人間活動』に専念｣と年内で活動休止を発表!!

歌手の宇多田ヒカル(うただひかる=27)が9日､来年から無期限活動休止することを発表した｡

自身の公式HPのブログで｢久しぶりの大事なお知らせ｣と題して発表したもので､それによると当面はアーティスト活動をやめて｢人間活動｣に専念するという｡

宇多田は｢進化するためには､音楽とは別のところで､人として､成長しなければなりません｣と胸の内を明かし､｢2年になるか､5年になるか､わからないけど､一回り大きくなって帰ってくるから｡少し時間をください｣と呼びかけている｡

98年､当時15歳でデビューしてから音楽活動一筋｡

｢年のわりには人生経験豊富だね～なんて言われるけれど､とても偏った経験しかしていません｣｢成長の止まっている部分が私の中にある｣などと､自分に足りない部分があることを問題視｡

その自分に不足している部分こそが､宇多田のいうところの｢人間活動｣なのかもしれない｡

突然の休業宣言に宇多田の育ての親で､先月に本人から直接相談を受けたEMIミュージックの三宅彰プロデューサーはスポーツニッポンの取材に対して

｢15歳でデビューして一躍脚光を浴びたヒカルは､マクドナルドにも渋谷109にも行けなくなった｡そして30歳が見えてきたいま､ふと自分と向き合った時､得たモノは大きかったけれど失ったモノも大きいことをあらためて感じたようです｣

と､宇多田の気持ちを代弁するかのように答えたという｡

デビュー2年目､99年発売の初アルバム｢First Love｣の売上800万枚は現在も日本記録を保持している｡日本の音楽シーンに数々の金字塔を打ち立ててきた歌姫が､人間としてアーティストとして一回り成長して帰ってくることを期待したい｡(松野)