宇多田ヒカルベストアルバム発売激怒! ファンに「買うな」と推奨!

年内いっぱいでの活動後、無期限の活動休止に入ることを発表した歌手・宇多田ヒカル(うただひかる=27)。

そんな彼女が、今年の11月に発売が予定されている『Utada the best』に対して、"私の意志とは全く無関係"という発言をしていたことが明らかになった。

この発言があったのは、彼女の"Twitter"。
以下、全文。

「Universal Japanから発売が発表された『Utada the best』ですが、私の意志とは全く無関係であり、EMIの宇多田ヒカルのベストと同日に発売をぶつけてきた彼らのやり方にもあまりいい印象を持てません。予約を考えている人は、少し待ってください」

どうやら、彼女の意志を無視して発売が強行されたベストアルバムということらしい。

同様に、ベストアルバムが原因で問題が発生したアーティストは、スピッツやDREAMS COME TRUEなどが挙げられる。

スピッツのベストアルバム『RECYCLE Greatest Hits of SPITZ』は、メンバーがアメリカに滞在中、レコード会社が勝手にリリースを決定し、現地に向かった所属事務所社長・高橋信彦から直接メンバーに伝えられる。

しかし、メンバーは"ベストアルバムを出す時は解散する時"と公表していたため、公式サイトにて詫び状を掲載。メンバーの不本意のまま1999年12月にリリース。2006年1月に製造中止になるまでの約6年間、何度も再チャート入りするほどのロングセラーとなり、結果として200万枚を超える大ヒットを記録していた。

またDREAMS COME TRUEのベストアルバム『BEST OF DREAMS COME TRUE』は、アーティスト本人の同意を得ないまま原盤権を持つエピックレコード側が発売を強行。

それを受け、アーティスト側がファンクラブ会員向けに、"このベスト盤が出たことは私達の本意ではないため購入を控えて欲しい"と異例の呼びかけを行なったほか、メンバーの中村正人(なかむらまさと=52)が毎週行なっていたラジオ『中村正人のKDD Sunday Network』でもリスナーに対して訴えかけていた。

何故このように意志に反してベストアルバムがリリースされてしまうのかは、まさに"原盤権"が関係している。

レコード会社は契約時に"原盤権"を取得しており、そのアーティストの曲を販売できることになっている。そのためアーティストにとって意志にはそぐわなくとも、契約上は合意したものとなるのだ。

今回の宇多田の件も、同様であることは言うまでもないだろう。

その後のつぶやきでも、
「売れなかったら叩かれるのは私なんですけど、正直なところ、ファンにお金を出させたくない、全く心のこもっていないモノです」
と付け加えた宇多田。

活動休止前と注目が集まっているだけあって、皮肉にもヒットを飛ばしそうな気がするが、果たして売れ行きは…!?(上田)


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