｢龍馬伝｣のクライマックスに当確テロップで非難轟々! 視聴率にも影響が…!?

NHK大河ドラマ『龍馬伝』の最終回が総合テレビで放送された28日､最大のクライマックスである"龍馬暗殺"場面で愛媛県知事選の速報テロップが流れ､同局に苦情が約1時間で200件あまり相次いだことが29日､分かった｡

75分の拡大版で放送された最終回｡
平均視聴率は関東､関西地区とも21.3%(ビデオリサーチ調べ)と高視聴率を叩き出した｡

しかしながら､クライマックスでハプニングが起きた｡
京都･近江屋で坂本龍馬(福山雅治)が中岡慎太郎(上川隆也)と密談するところを､刺客の｢京都見廻組｣今井信郎(市川亀治郎)が刀を振り下ろし､灯を消して襲いかかる｡
その暗がりで中岡が､
｢いかん…｣
と叫んだまさにその瞬間､
｢愛媛県知事選新人の中村時広氏当選確実｣
のテロップが流れたのだ｡

あまりのタイミングに､視聴者からは午後10時までの間に､
｢表情が見たかったのに､龍馬にテロップがかかってしまった｣
｢楽しみにしていたのに興ざめした｣
といった苦情のほか､
｢きれいな映像で録画したいので再放送の予定を知りたい｣
といった問い合わせが殺到｡

ちなみに､瞬間最高視聴率はテロップを嫌ってか､暗殺場面から微妙に遅れ､関西は龍馬が切られた直後の午後8時58分で24.7%､関東は午後9時で25.7%だった｡

最後を締めくくる大事なところで起こった今回の一件｡
一部関係者は､12月4日の再放送やDVD発売への誘導ではないかと見るものもいるという｡(上田)