映画評論家が「もしドラゴミ映画」とtwitterで批判! すぐさま監督が応戦してバトルに!?
(06/07)

今月4日に全国公開がスタートした映画『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』(以下『もしドラ』)。
岩崎夏海(いわさきなつみ=43)によるミリオンセラー小説の実写化、さらにAKB48不動のエース・前田敦子(まえだあつこ=19)の初主演映画ということで公開前から注目を集めていた。

そんな折、映画評論家の町山智浩(まちやまともひろ=48)氏が自身の『twitter』で同映画を批判したことが話題になっている。

町山氏が『もしドラ』について言及したツイートを投稿したのは映画公開前日の夜。

「もしもドラッガーが云々って、半年後には確実にゴミになって1年後には誰も忘れてる映画作る金観る金があれば被災地に寄付したほうが役に立つよ」(町山氏のtwitterより原文ママ)

一見すればよくある辛口批評。
タイトルに含まれる経営学者の人名「ドラッカー」を「ドラッガー」とするなど、作品に対する知識もかなりあやふやな様子だ。
しかしこのツイート、監督・田中誠(たなかまこと=51)氏が直々に返信をしたことにより事態は急変することになる。

「あららら。。私監督ですが映画はご覧になっていただけたということでしょうか。尊敬する町山さんにもしも見ずにそういうこと書かれたとすると辛いですね。あ、見て言われても辛いですがw」(田中氏のtwitterより)

田中氏はあくまで落ち着いた物言いで反論。
「尊敬する町山さん」と謙虚な姿勢を見せ、これには町山氏も素直に謝罪するしかなかったようだ。

「こういう企画が大嫌いなので思わずカッとしました。それでも映画を見てから評価すべきでした。本当に本当に失礼しました」(町山氏のtwitterより)

さらに「たしかに映画を見るまで待つべきでした。凡庸な原作の映画化でも、原作から逸脱して傑作や怪作になることが時々あります」などとツイートを続け、反省の意を示した。

なお、このやり取りがあった影響で田中氏のフォロワーが増加。
評論家と監督の激しいバトルを期待した"やじ馬"が集まったようだが、田中氏は「町山氏にリツイートしたらどんどんフォロワーが増えてしまった。ケンカ期待してもダメですよw」とかわした。

一方映画の実際の評判はと言えば、『J-CAST』によれば主要な映画館でも「280席用意しても埋まるのは最大2割」という厳しい状況だという。
ネット上の書き込みにも「川崎でもしドラがガラガラな件」「300席ある映画館でオタク客が10人だけ」といったものが多く、今後の客入りにも不安が残る公開初週となったが、初動興行成績は1.8億円とまずまずの数字だったようだ。(高橋)


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