前アップルCEO､スティーブ･ジョブズ氏が死去｢iPhone4S｣には暗号が隠されている!?

(10/06)

米アップルは5日(日本時間6日)､同社の創業者であるスティーブ･ジョブズ氏が死去したことを発表した｡56歳だった｡
ジョブズ氏は今年8月､体調不良を理由に同社の最高経営責任者(CEO)から辞任していた｡

ジョブズ氏は1976年､実家のガレージでアップル･コンピューター(当時)を共同創業｡パーソナルコンピュータ｢Apple｣や｢マッキントッシュ｣などを発表し､同社を世界的に起業に押し上げたが､取締役会との権力闘争の末､1985年に退社した｡

翌年､『スター･ウォーズ』シリーズなどで知られるジョージ･ルーカスが設立した映像製作会社ののコンピュータ関連部門を買収｡
同部門は独立会社『ピクサー』となり､『トイ･ストーリー』など数多くのヒット作を生み出した｡

1997年に経営悪化で苦しむアップルに復帰し､2000年にはCEOに就任｡
｢iMac｣や｢iPod｣などを大ヒットさせ､同社をIT企業の雄へと変貌させた｡
その後もスマートフォン｢iPhone｣や多機能携帯端末｢iPad｣など､直感的な操作が可能で､斬新なデザインの製品を次々と発表｡
今年4～6月期決算では売上高と最終利益で過去最高を更新し､同社は株式時価総額で世界最大のIT企業となった｡

アップルの取締役会はジョブズ氏の死去について､
｢スティーブの才能､熱意､エネルギーは､すべての人々の生活を豊かにし､改善するための数限りないイノベーションの源泉となってきた｡スティーブのおかけで､世界は計り知れないほど豊かになった｣
とコメントを発表｡同氏の功績を称えた｡

アップルは4日(日本時間5日)､スマートフォンの新機種｢iPhone4S｣を発表したばかり｡
｢iPhone5｣の登場を期待していた熱心なファンなどからは失望の声も挙がったが､ジョブズ氏の死を受け､｢iPhone4S｣=｢iPhone for steave｣というメッセージが隠されていたのではと憶測を呼んでいる｡(伊原)

関連ニュース