チャンピオン亀田興毅疑惑の判定にガッツ石松激怒!!
(08/04)

 8/2、横浜アリーナで開催されたWBA世界ライトフライ級王座決定戦で、世界ボクシング協会(WBA)1位のファン・ランダエタ(ベネズエラ)に辛くも判定勝ちし世界王者となったプロボクサー・亀田興毅(19)が、勝利の判定を下されて以来、視聴者やマスコミから批判の嵐にさらされている。
 それというのも8/2の試合、亀田は1R目にいきなりダウンを奪われ、そこからは終始、対戦相手のランダエタのペースで試合が進んだ。途中、亀田も得意のボディブローで反撃に出たが、それでも亀田ペースとは言えない苦しい展開。お互いのスタミナも尽き始め、追い上げが期待された終盤11回には、またもダウン寸前の大ピンチを迎えてしまう。その後、試合は12Rで終了し、判定での決着となったのだが、その結果は誰もが予期しなかった亀田の勝利。この判定については、視聴者の多くが疑問を感じたらしく、yahooのアンケートでは総数210762票のうち、なんと94%にあたる196328票がファン・ランダエタの勝利と判定している。
 これについて元WBC世界ライト級チャンピオンのガッツ石松(57)によると、「まいったね。なんでこの人が勝ちなの。亀田兄弟は人気があるかもしれないけど、この試合で勝てるのなら、ボクシング界は何をやっているのかと思われる。日本人は立っていれば、チャンピオンになれるの?全世界のボクシング関係者に見せて、判定してもらえばいい」とのこと。また、WBCバンタム級元王者の薬師寺保栄(48)は、「自分の戦った経験から、亀田が4〜5ポイント負けていたと思う。亀田には『よう頑張ったな』と言えるかもしれないが、『絶対勝ちだったな』とは言えないなあ。リングサイドで見ていた知り合いからも『この判定、どうなの?』という電話ももらった。判定がクリーンなら、こんな問い合わせはない。今後悪い意味でボクシング界に影響する」とコメント。加えて、漫画家のやくみつる(47)も「非常に不愉快なものを見た。実況も最後の方は負けモードだったし、こういう判定になるとは。判定後の(亀田選手の)態度も疑問。あの場では勝者の振る舞いをしないと格好がつかないところもあるだろうが、大口をたたける試合内容ではなかった。態度を改めるべきではないか」と厳しく指摘した(スポニチより)。
 亀田勝利の判定が下されて以来、中継のTBSにも視聴者から抗議の電話が殺到し、深夜まで鳴り止まなかったというが、それだけこの試合の注目度が高かったことが伺える。TBSによると視聴率は42.4%で、国民の約半数がこの試合を見ていた計算になる。しかし、それだけにこういう結果になったことは非常に残念。もしも、試合の判定に何らかの操作が加わっていたのだとしたら、これは完全にファンや視聴者をバカにした行為だろう。折角、亀田の登場によってボクシングファンの裾野が急速に広がっていたというのに、今回の件はボクシング界全体の人気を低下させることになりかねない。それだけに、早急に真相が明かされることを期待したい。


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