「低い虹や赤い色の月」は地震発生兆し!? 地震雲観測専門家証言!

先月23日、首都圏に直下型地震が今後4年以内に約70%の確率で発生すると東京大地震研究所(地震研)によって発表された。
地震研の平田直教授によると
「発生確率はそもそも非常に高かったが、東日本大震災でより高まった可能性がある」
とのこと。
30年以内だとその確率は98%にも上るようで、引き続き警戒が必要である。

そんな中、地震の兆候について地震雲観測専門家が興味深い話をしたという。
『女性セブン』が報じている。

証言を寄せたのは北陸地震雲予知研究観測所所長の上出孝之氏。
地震雲の観測を始めて30年という専門家だ。

上出氏によれば、
「黒っぽい雲」
「雲が空の全面を覆う」
「放射状の雲」
「雲が長時間出ている」
というのが地震の兆候だそうだ。

2004年に起きた新潟県中越地震では、上出氏は10時間ほど放射状の地震雲を観測し、地震を予測。
それだけではなく、昨年の東日本大震災に関連する地震も予測できたのだという。

東日本大震災二日前の3月9日のことだ。
上出氏は、M7.2という大きな地震を、石川県小松市内上空の雲の形で判断したという。
「地元の新聞にその写真を送って警告を促しました。
場所は北海道と予知したので、これは外れていましたが、日にちと規模はぴったり当たって注目されました。
また3.11のときは、私が住んでいる小松市上空に、空をふたつに割ったような見るからに気味の悪い青黒い巨大な断層形地震雲が出ていて、3月1日より10日以内に東北地方に大きな地震が起こると予知。
しかし、規模に関しては、あんなに大きな地震になるとは思いませんでした」(上出氏:女性セブン)

上出氏はさらに
「大きい地震が起きるときは、月が赤くなる。
また、一般的な住宅の屋根すれすれにかかる低い虹も地震発生の兆しです。
赤い色の月を見たら、海に近い場所では津波に気をつけてほしいです」(同)
と、地震の兆候について補足。
先の4兆候に、月・虹に関するものを付け足した。

地震大国・日本。
この国に住むならば、地震は避けて通ることのできない問題である。
4年以内に70%という高確率での地震予測がされている今、避難用具などできる限りの準備をしておくべきではないだろうか。(今井)


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