｢家族のうた｣が民放連ドラ最低記録更新… ｢テコ入れをせざるを得ない｣

4月29日に放送された俳優･オダギリジョー(36)の主演ドラマ『家族のうた』(フジテレビ系)の第3話の視聴率が3.4%だったことが1日､分かった｡

同作は､落ちぶれたロックミュージシャン･早川正義(オダギリ)が､突然"家族"を背負うことになり､様々な困難にぶつかりながらも人間として成長していくサクセスストーリー｡
オダギリのほか､ユースケ･サンタマリア(41)や貫地谷しほり(かんじやしほり=26)､Sexy Zone･中島健人(なかじまけんと=18)らが出演している｡

放送前から"パクリ疑惑"が浮上するなど注目を集めたが､初回視聴率は6.1%｡
第2話の3.6%という悲惨な結果も話題となったが､今回さらに視聴率を下げることとなった｡
これで第3話までの平均視聴率は4.4%｡
この数字は､2000年以降のプライム帯(午後7～11時)の民放連続ドラマ史上最も低い記録だ｡

フジテレビ局内では､
｢テコ入れをせざるを得ない｣
との声が出ており､視聴者から不評だという大げさな演出面が見直される可能性が浮上｡
さらに､現在第5話まで撮影済みだが､今後の視聴率次第では打ち切りの可能性もあるという｡

ただ､ドラマの視聴率低迷はフジテレビに限った話ではない｡
他局の関係者は､昨秋に『家政婦のミタ』(日本テレビ系)が最高視聴率40%をマークしたことを引き合いに出し､
｢今の時代はネットなどで口コミが広がりやすく､"面白い"となればミタのような怪物的数字を出すが､"つまらない"となると信じられないような低い数字が出ることが分かった｡本当に恐ろしい時代になった｣
と危機感を語る｡

なお､第4話が放送される9日は､裏番組として『相棒-劇場版II』(テレビ朝日系)が地上波初放送｡
今回も苦戦が予想がされるが､回復の兆しが見えなければ､打ち切りはほぼ決定的か｡(伊原)