打ち切り決定の「家族のうた」、制作費の高さだけはダントツだった!

全11回の放送予定を8回に減らすという"打ち切り"が決定したオダギリジョー(36)主演ドラマ『家族のうた』(フジテレビ系)。

視聴率は初回に6.1%を記録して以来、2〜6話まで毎回3%台と深夜放送並み。
そんな大コケドラマに、1話あたり4500万円という高額の制作費が掛かっていたことが分かった。
『日刊ゲンダイ』が報じている。

「フジのステーションとしての"看板"はドラマとバラエティーで、ドラマへの投資は他局を圧倒している。評判がいい堺雅人の『リーガル・ハイ』と視聴率的に失敗作ともいえる天海祐希の『カエルの王女さま』はともに4000万円〜。いずれもギャラが高いタレントをそれなりにそろえているのが高額な一因です」(制作関係者:日刊ゲンダイ)

個性派俳優・堺雅人(さかいまさと=38)主演の『リーガル・ハイ』は11%前後、AKB48・大島優子(おおしまゆうこ=23)も出演している『カエルの王女さま』は9%前後の視聴率を推移している。
制作費の内訳は豪華キャストへのギャラの割合が多く、『家族の〜』のオダギリは1話あたり200万円以上のギャラを受け取っているという。

他局で放送中のドラマはというと、波はありながらも平均で16%程度の高視聴率を記録しているTBS系の『ATARU』の制作費は約3000万円。
主演が中居正広(なかいまさひろ=39)の代わりに木村拓哉(きむらたくや=39)なら倍額になるとか。
武井咲(たけいえみ=18)主演の『Wの悲劇』(テレビ朝日系)は、約2000万円でリーズナブルに制作。
『家族の〜』と同じく8話での打ち切りが決定した『クレオパトラな女たち』(日本テレビ系)も約2500万円と、コストは控えめだった。

過去のドラマでは『家族の〜』と同じ日曜21時の枠で放送され、大ヒットとなった『マルモのおきて』(フジテレビ系)が半額以下の2000万円での制作。

金をかければ数字が取れるというわけではないが、1話に4500万円も掛けておいて消費税以下の視聴率とは、あまりのコストパフォーマンスの悪さに呆れるばかりだ。(高橋)


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