忌野清志郎の予言が当たりすぎて怖いと話題! 「地震の後には戦争がくる」
(08/19)

2009年5月、享年58歳でこの世を去ったロックミュージシャン・忌野清志郎が生前に残した手紙がインターネット上で拡散され話題となっている。

この手紙は14年前に忌野清志郎が音楽評論家・湯川れい子宛に書いたもの。2012年の衆議院議員選挙で立候補者の山本太郎を応援するメッセージとして彼女がラジオ番組で紹介した。
2000年に記したとは思えない、まるで未来を予言したかのような内容がネットユーザーの間でも注目されているのだ。

「地震の後には戦争がやってくる。軍隊を持ちたい政治家がTVででかい事を言い始めてる。国民をバカにして戦争にかり立てる。自分は安全なところで偉そうにしているだけ。
とっくの昔に死んだ有名だった映画スターの兄ですと言って返り咲いた政治家。弟はドラムをたたくシーンで俺はロックン・ロールじゃありませんと自白している。政治家は反米主義に拍車がかかり、もう後もどりできやしない。そのうちリズム&ブルースもロックも禁止されるだろう。
民衆をだまして、民衆を利用して一体何になりたいんだ。
予算はどーなっているんだ。
予算をどう使うかっていうのはいったい誰が決めているんだ。
10万円のために人を殺すやつもいれば、10兆円とか100兆円とかを動かしている奴もいるんだ。」(一部抜粋)

文中の"地震"は、1995年に発生した阪神淡路大震災を指す。忌野清志郎の当時大阪府内のホテルで寝ており、起きた時には兵庫県神戸市内が火の海になっていたという。
まさかこの時、東日本大震災が起こるとまでは予期していなかっただろう。しかし、「軍隊を持ちたい政治家・・・」の箇所はまさに現在の政治そのもの。反米主義が現実味を帯びれば、将来的にアメリカ音楽は禁止されるかもしれない。
そして忌野清志郎は憲法9条について、次のように主張していた。

「この国の憲法第9条はまるでジョン・レノンの考え方みたいじゃないか? 戦争を放棄して世界の平和のためにがんばるっていってるんだぜ。俺たちはジョン・レノンみたいじゃないか。戦争はやめよう。平和に生きよう。そしてみんな平等に暮らそう。きっと幸せになれるよ」

彼の願いも虚しく、先日集団的自衛権の行使を認める憲法9条の解釈変更が閣議決定された。政府は、日本に対する武力攻撃が発生した場合のみならず、密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生し日本にも明白な危険がある場合には武力行使が許される、とした。

ネットユーザーだけでなく、有権者の投票により選出された政治家たちこそ、忌野清志郎のメッセージを真摯に受け止めるべきではなかろうか。


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