PL学園､野球部廃部で大ピンチ! 受験倍率0.23倍で数年後廃校か!?

数多くのプロ野球選手を輩出した大阪府の名門高校･PL学園が来年度の部員を募集しない旨を発表したことは､野球ファンのみならず世間に大きな衝撃を与えた｡このまま行けば将来的に野球部は廃部となり､二度と同校のプレーを甲子園球場で観ることも出来なくなる｡この一大騒動に関する裏事情を『週刊ポスト』が報じた｡

同誌によると､部員募集停止の決定はPL学園の母体･パーフェクトリバティー教団の意思があるという｡1916年に設立され､｢人生は芸術である｣と真理を説く｡通称"PLタワー"と称される祈念塔がそびえ立ち､PL学園や附属中学校なども全て敷地内にある｡

学園の代名詞的存在の野球部の実質的廃部をうけ､2015年度の入学試験会場は非常に閑散としていたそう｡国公立コースと理文選修コースの合計定員75人に対し志願者は僅か28人｡とりわけ､理文選修コースは定員65人に対し15人しか受験せず､倍率は0.23倍｡この数値は､大阪府内の共学私立として最低の数字だ｡

野球部員どころか生徒そのものが入学しなければ､学園の存続価値も無く､数年後には廃校になる可能性も否定出来ない｡学校関係者からも｢数年後には学園がつぶれてしまうことを危惧しています｣と不安の声が上がっているという｡

PL学園高校で地獄の3年間を過ごし､プロ野球界で活躍したスター選手達が結集して､もう一度野球部の再建に乗り出して欲しいところだが､彼らをもってしてもパーフェクトリバティー教団に反旗を翻す事は不可能なのかもしれない｡(船越)

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