あのつんく♂が可能性を高く買っている久住小春の時代が来る!?
(01/08)

こんにちぱー、こんにちぱー、こんこんにちにちこんにちぱー♪

「こんにちは」ではなく「こんにちば」になっているのは、風邪で鼻が詰まっているからではなく、あえての濁音使いだ。

「何のこっちゃ?」と思う方々は、ちょっぴりアセったほうがいいかも?
これは現在巷の子どもたちの間で話題になっている、月島きらり starring 久住小春(くすみ こはる=15/モーニング娘。)の「きらりん☆ランド」の歌詞の一節なのだ。

「アイドル」という存在は、クリーンなイメージが必須である。
しかし「アイドルは夢を与えるお仕事です…」という言葉はどこかへ行ってしまったように、最近のハロー!プロジェクトではスキャンダルが相次いだ。夢を与えるどころか、衝撃を与え続けてしまう結果が続いてしまっていた。

これにはさすがの敏腕プロデューサー・つんく♂も頭を痛めているのではないか…と思いきや、ここにきて救世主となる可能性を秘めた久住小春の存在感が増してきている。

声優としても活躍する久住は、テレビ東京系アニメ『きらりん☆レボリューション』から月島きらり starring 久住小春(モーニング娘。)という名義で2ndアルバム『きらりん☆ランド』をリリース。
昨年12月に発売されたこのアルバムからは、アイドルの王道中の王道としてのスタイルが匂って来る。

モーニング娘。ファンだけでなく、『きらりん☆レボリューション』が好きな子供たちやアニメファンなどからも支持されている久住のアルバムには、“まさにアイドル”といわんばかりのアイドルポップ、フレンチポップ+テクノ、そして子供たちが喜びそうな言葉遊びと音そのもので遊んでいるが曲などバラエティーに富んでいる。
中でも「はなをぷーん」、「ラムタラ」、新曲「こんにちぱ」といったお遊びソングのインパクトは子どもたちの心をぎゅっとつかんでいるようだ。

アイドルソングだけではないが、ヒットの法則で、「真似できるものは当たりやすい」という説がある。
覚えやすく、皆で一緒に歌いやすかったり踊りやすかったり。
お笑いで言えば小島よしおの「そんなの関係ねー」や藤崎マーケットの「ラララライ」といったキャッチーな音は真似されて広がっていくフシがあるわけだ。

「おしりかじり虫」と並んだヒットになるかどうかは今後の広がり次第だろうが、「ちょっとした芸能通」を気取りたいあなたは、明日からの挨拶は「こんにちぱ」としておいたほうがよさそうだ。(古田鉄寿)


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