卓球･石川佳純が引退発表! 福原愛や水谷隼らがコメント出す!

(05/01)

卓球女子選手で､五輪3大会連続メダル獲得という快挙を成し遂げた石川佳純が､現役を引退することを発表した｡

自身のSNSにて､｢私､石川佳純は､4月のWTTチャンピオンズ・マカオ大会をもちまして現役を引退することを決めました｡最後の試合まで､これまで通りに集中し全力で戦うために､事前にお伝えすることができませんでした｡今年に入ってからは大会毎に『この試合が最後になるかもしれない』と思いながら臨み､今､自分の中ではやりきったという思いが強く､引退を決断した次第です｣と､事後報告になった理由を説明｡

全日本ジュニア選手権で4連覇を果たし､当時史上最年少となる14歳で日本代表入り｡2012年のロンドン五輪､2016年のリオ五輪､そして2021年の東京五輪に日本代表選手として出場｡団体女子で2度の銀メダルを獲得するなど､長年にわたり卓球界を牽引する存在であった｡

｢現役生活が長くなればなるほど､周りのサポートがあっての自分だという思いが大きくなりました｡指導いただいたコーチ､トレーナー､長時間の練習に付き合ってくれた練習相手の方々､友人､そして家族｡同じ気持ちで戦ってくれた私のチームに､心からの感謝を伝えたいです｣と､周囲のサポートがあってこそ自分が長年日本代表として活躍できたと感謝の気持ちを示した｡

石川佳純の引退をうけて､同世代に活躍した元卓球男子選手だった水谷隼は､｢唯一残されていたのが五輪の金メダル｡ただ自分の年齢と考えた時､果たして今の自分の状態で､みんなが求めているオリンピックの金メダルにいけるか｡今若い世代が台頭してきて､苦しい年が2～3年続いていた｡割り切って引退をして､新しい一歩を踏み出したと言うこと｣と､惜しくも金メダルを獲得できぬまま現役を退くことになったものの､彼女が残した功績は偉大であると敬意を表していた｡

また､元卓球女子選手だった福原愛は､｢佳純とは14歳の頃からたくさんの思い出があります｡時に全力で戦い､時に可愛い妹､時には最も信頼できる仲間で､時にはショッピングとおしゃべり友だち｡それは私の目標であり､憧れでした｡私に最大の力を与えてくれた偉大な選手であり､20年近く､彼女とともに頑張ることができ､ともに戦えたことが私の誇りです｣と思い出を振り返っていた｡(船越)

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