シャロン・ストーン、たった一言で60億円がふいに。「地震は報い」発言の波紋収まらず

米女優のシャロン・ストーン(50)が､「四川大地震はチベット騒乱の報い」と発言し､中国や香港で大きな批判を浴びている問題で､台湾の東森ニュースは「この大失言で彼女は少なくても5600万米ドル（約60億円）をふいにした」と報じた。

今回の発言で､シャロンをイメージキャラクターに起用している高級コスメブランドのクリスチャン・ディオールは､中国国内の宣伝に彼女の写真などを使うことを中止。また､出演が決まっていた米中合作映画も降板させられてしまった。

さらに､中国国内の大手映画館がシャロンの出演作品を上映しないと宣言したことから､今後2年間に上映予定だった4作品の中国での興行収入が大きく減ることが予想される。「5600万米ドル」はこうした広告や映画へのダメージから算出したものだという。

シャロンはディオール社にマネージャーを通じて謝罪文を送り､「私の誤った発言で中国人に悲しみと怒りを与えたことを､深くお詫びします」と述べたものの､後の祭り。

一連の騒動に対し､米CNNの記者は「これも相応の“報い”だろう」と痛烈に皮肉った。くしくも､わが国でも“羊水発言”で倖田來未が謹慎を余儀なくされ､一部を除きCMスポンサーも離れた。たった一言の失言の代償としては､シャロンも倖田も失ったものはあまりにも大きかった？　(松野)