瀬戸康史が劇場版「仮面ライダーキバ　魔界城の王」のヒットでドラマ「恋空」の不振を吹き飛ばす！！

(08/07)

なんと､2日に放送されたTBSの新ドラマ「恋空」の視聴率が5.6％（関東地区､ビデオリサーチ調べ）だったことが分かった。

原作はベストセラーになったケータイ小説で､映画もヒット､キャンペーンも万全の体制だったのだが､予想外に厳しいスタート。

「恋空」は､高校生の美嘉とヒロの切ない恋愛と青春をドラマチックに描いた物語で､原作はケータイ小説サイト「魔法のiらんど」に掲載され､中高生を中心に人気を集めた。

TBSの土曜午後8時台はこれまでバラエティー番組が中心だったが､4月の改編を気に若者をターゲットにしたドラマに変更。

前作の「ROOKIES」は話題を集め､最終回は19．5％の高視聴率を記録していた。

その後を受けて同時間帯の2作目として注目されていたが､痛々しい恋の模様が敬遠されたのか､スタートから波乱万丈の予感を漂わせた。

しかし､あくまで連続ドラマ。

ここから這い上がっていけばいいだけのことじゃないか！と気合を見せているのが､ヒロ役を演じる瀬戸康史（せとこうじ=20）だ。

瀬戸は､現在､テレビ朝日系「仮面ライダーキバ」と「恋空」にダブル出演している真っ最中。

しかも､劇場版「仮面ライダーキバ　魔界城の王」の公開が直前に控えていることもあり､そのプロモーションでもてんてこまい。

7日に開かれた､ライダー史上初の音楽イベント「MASKED RIDER KIVA-LIVE&SHOW」では､ライブには､シンガーの相川七瀬（あいかわななせ=33）とのユニットで､劇場版「仮面ライダーキバ　魔界城の王」の主題歌「Circle of Life」を披露した。

「ブレイドとキバ､どっちがいい」という質問に､相川は「ブレイドとキバはどっちも魅力的。ふたまたをかけてもいい？」と言うと､瀬戸さんは「ダメです。キバでお願いします」とあせっていた。

おいおい､瀬戸くん､ふたまたって……キバと恋空､どっちとんの？というツッコミも聞こえてきそうだが､そこはそれ。

「仮面ライダーキバ」は「平成ライダー」シリーズ9作目で､青年・紅渡（くれない・わたる）が､人間を襲う怪物「ファンガイア」と戦う物語。

ドラマは22年前に渡の父・音也（武田航平さん）がファンガイアと戦っていた姿と同時並行で展開される。

「二兎を追う者は一兎をも得ず」というが､今の瀬戸康史の勢いならば､仮面ライダーの成功を引き連れて､最後には「恋空」でも笑っているに違いない。

「劇場版　仮面ライダーキバ　魔界城の王」は8月9日（土）全国東映系ロードショーだ。（古田鉄寿）

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