元祖「ヤッターマンの歌」山本正之が実写版映画「ヤッターマン」主題歌担当へ

総製作費20億円と､日本映画としては大きな予算の一大プロジェクト､実写版映画「YATTERMAN ～ヤッターマン～」（2009年3月公開）で､オリジナルのアニメ主題歌を歌っていた山本正之が､映画の劇中歌のほか音楽全体も担当する事が､28日に発表された。

山本は､現在放送中のリメイク版の放送を巡り､「歌手も､新しい､若い人､たとえばアイドルなどを起用して､ヤッターマンをまだ知らない､現役の高校生や､いやもっと､小学生､こどもたち､を虜にしたい」（山本の文章「『ヤッターマン』についてファンのみなさまに報告」）と説明した読売テレビが､その後「ヤッターマン主題歌を歌いたい有名人募集！（同）」といったヤラセのキャンペーンを行ったことや､放送開始時の主題歌を世良公則と野村義男が音屋吉右衛門名義で歌うことを巡り､読売テレビ側とトラブルになっていた。

しかしこの発表が､読売テレビ開局50周年イベントのヤッターマンステージで行われたところをみると､和解が成立した？

山本は「オールドファンの皆様､お待たせしました！（自分の歌う劇中歌は放映中の）テレビアニメでは流れませんでしたが､銀幕で流れます。来年3月の公開を期待してください！」。大阪で行われたイベントのなかで､集まったファンに挨拶した。

800人以上の親子連れで埋め尽くされた会場は､山本が登場するや親世代が熱狂！　山本が「ヤッターマンの歌」を熱唱すると､子供と一緒に親たちも熱唱し､ヤッターマンとその歌の幅広い人気を証明する形となった。

山本は「映画版の深田恭子さんのドロンジョもすごく綺麗ですし､実寸大ヤッターワンは凄い迫力。とにかく凄い､泣けるほど面白い映画になると思います」と映画をアピールした。（淺川）

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