金正日総書記の元専属料理人が24日に衝撃の芸人デビュー

北朝鮮の金正日総書記の専属料理人だった藤本健二(仮名、年齢非公開)が、お笑い集団「大川興業」が24日に開催するライブで芸人デビューすることが13日、分かった。「スポーツ報知」が報じている。

ライブでは将軍様が爆笑し、後継者と報じられる三男の正雲もお気に入りだったというネタを披露するという。

ミサイル発射に核実験と、北朝鮮が恫喝外交を推進しているこの微妙な時期、将軍様の元料理人が芸人デビューする。

常に身の危険を感じ詳細な経歴も伏せて暮らしている中での大胆な露出は、自ら大川興業の大川豊総裁に頼み込んだものだという。

総裁とは、雑誌の対談などで以前から交流があったようだ。

気になるその持ちネタは“エアサックス”とでも言うべきもの。

中学校のブラスバンド部でドラムを叩いていたものの、サクソフォンを演奏したくなり顧問の先生に購入を要求。

しかし予算の関係でかなわず、そこでハンカチをサクソフォンに見立てた“エアサックス”を編み出したという。

時は流れ、金総書記の専属料理人となった藤本が、かの地で得意の芸を初披露したのは1999年頃。

平壌の迎賓館に最高幹部らが集うパーティーで、流れるメロディーに合わせて演じたという。

「将軍は口開けたまま目を丸くしていました。初めて見るスタイルの芸だったんでしょうね」(藤本:報知)

金総書記が拍手すると、満場の拍手が起きたという。

その後、藤本の芸は金総書記の大のお気に入りに。

パーティーのたびに「藤本、ハンカチサックスあるか?」とリクエストされ「用意してございます」と応じるうち、ついには宴会のトリを務めるようになったという。

当初はスタンダードナンバーの「ダニー・ボーイ」を“演奏”していた藤本だが、やがて日本に一時帰国した際、テナーサックス奏者のサム・テイラーが演奏するCDボックスを通販で購入。レパートリーを増やした。

その後、顔をドーランで黒塗りにするなど、ネタはどんどんバージョンアップ。後継者とウワサの三男・正雲も大喜びだったという。

大川興業では「ライブ当日には、『エンタの神様』のディレクターが来る。そのほか『爆笑レッドカーペット』『爆笑オンエアバトル』進出も目指します」と、今後のプランを語っている。(淺川)


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