ビッグダディと妻･美奈子が離婚!? 悩んだ末まさかの決断!

元妻と離婚後､勤務先の愛知県･接骨院よこやまで5人の連れ子を抱える佐々木(※旧姓)美奈子と出会い再婚した"ビッグダディ"こと林下清志｡二人の結婚記念日は4月1日｡二つの大家族が一つ屋根の下に暮らし始めてまもなく一年が経とうとした時､家庭崩壊の危機が訪れた｡

年の差18歳の夫婦はとにかく負けず嫌いで互いに頑固者｡林下清志がどんな理屈をこねて丸め込ませようとしても､妻は自分が納得するまで引き下がらない｡家庭内での夫婦喧嘩は増す一方｡上は中学生から下は生後三ヶ月の赤ちゃんまで､子供は皆両親の喧嘩を静観するしかなかった｡やがて両者のイライラが限界に達し､夫婦は子供たちがいない場所で二人だけの話し合いを設けることに｡離婚という選択肢も含めて･･･

4月7日に放送されたテレビ朝日系『痛快!ビッグダディ14』では､結婚一周年の4月1日､家族全員を集めて夫婦が下した決断を子供たちに伝える場面が流れた｡
2012年現在､林下家には14人の子供がいる｡内8人は夫､5人は妻の連れ子で､最年少9女が結婚後に出産した夫婦の子｡しかし実際には､元妻と林下清志との間に授かった4人の女の子が､愛知県豊田市で元妻に育てられている｡

父親が再婚後､離れ離れになった4人の妹について､家族の間で話題に出すのはいつの間にかタブーになっていた｡
林下美奈子にとっても､結婚していきなり夫の連れ子と打ち解けるのも難しい｡次女･柔美とは僅か14歳差､この春高校を卒業して神奈川県横浜市の株式会社シンワ検査に就職した次男･熱志とは11歳差だ｡親子と言うよりお友達感覚になってしまうのも無理はない｡

次女の高校進学にあたり､元妻が｢自分が預かる｣と提案するなど現･林下家に介入しようとした経緯もあって余計ギクシャクした状態となった｡
林下清志も久々に実家に戻ってきた次男･熱志に｢気軽に"子供18人になった"とか言うんじゃねぇよ｣と離れて住む妹達の存在を口にしないよう諭す場面もあり､タブー化は必然だったと言える｡

それでも子供たちは新しい母親に｢私達のお母さんになってくれてありがとう｣と感謝の気持ちを伝えた｡
気持ちを一通り整理してまとめた林下美奈子は､4月1日､家庭の今後について自分の口から子供達に説明することに｡
｢この一年間､私は幸せでした｡ありがとうって言いたい｡でも謝らなければいけないこともあって､愛知にいる(前の)お母さんや妹たちのことはタブーになってきちゃったよね｡そういう(会話に出せる)環境を作らなければいけないのは私なのに､本当にごめんなさい｡清志さんや子供たちを困らせてばっかりで､別れたほうがいいんじゃないかって話し合いもしたんだけど､私は皆と一緒に･･･家族でいたい｡これからも家族でいて､いいかな?｣

子供達に初めて､夫婦が離婚を考えていることを伝えた｡しかし彼女は離婚を選ばず､林下家の一員でいることを選んだ｡母親の決断に子供達は無言で見守る｡林下清志も結婚生活2年目に向けて､両親と年長組の次女･柔美と四男･源志も含めて定期的に家族会議を開こうと提案｡より良い家庭作りを目指し､一家は新たなスタートを切った｡
そして林下美奈子は人生の先輩である夫の背中についていこうという考えを明かした｡

一家の絆は今まで以上に深まった､のだが､問題なのは番組テロップ｡画面右上に放送開始から約2時間ほどずっと"ついに離婚を決断"とあたかも夫婦が離婚を発表する展開が待っているかのような文言を表示していたのだ｡
結局家庭は丸く収まり､離婚には至らなかった｡ある意味､視聴者側から見たら拍子抜けである｡

インパクト大なテロップの影響もあってか､視聴率は19:00～20:53までの間16.1%を記録｡放送開始時(18:30)からの平均視聴率もおよそ15%と､相変わらず高視聴率を叩き出している｡既にGW中の特番放送も決定済み｡
いくら夫婦の結婚記念日がエイプリルフールだからといって､壮大な大嘘は勘弁だ｡あくまで番組のジャンルは"ドキュメンタリー"なのだから｡

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