流通ジャーナリスト･金子哲雄が肺カルチノイドにより死亡!

フジテレビ系『ホンマでっか!?TV』等､数多くの番組に出演してきた流通ジャーナリスト･金子哲雄が10月2日未明､肺カルチノイドのため亡くなった｡41歳だった｡

日本国内に限らず世界の流通事情を独自の観点で分析｡時に分かりやすく､時にマニアックな解説で視聴者を楽しませていた｡｢夜9時に寝ると簡単にお金が貯まる｣｢とげぬき地蔵商店街の高岩寺の境内に巣鴨"ナンパベンチ"が存在する｣｢MCが標準語で話す通販番組は意外と購入が少ない｣｢路チューに最適な場所ランキング｣など､彼ならではの見解は､真偽を疑いたくなるものも多いが､知ると楽しくなる興味深い内容が多かった｡

死亡原因となった肺カルチノイドは悪性腫瘍の一種｡金子哲雄は肺ガンを患いながら治療に励み､病気を隠してテレビ出演を続けていた｡最近では13kgの激ヤセぶりが話題となり､本人は｢睡眠時無呼吸症候群を改善するため温野菜ダイエットに取り組み､成功した｣と公言したが､実際は病気に因るものだった｡

『ホンマでっか!?TV』最後の出演は2012年5月30日放送分｡以後､入院中もTwitterを更新｡生前の最終ツイートは9月29日｡亡くなる前日の10月1日も､自宅で雑誌の電話取材を受けていたという｡
約1年4ヶ月前､肺カルチノイドが見つかり､治療を続けるが完治する術がなく､入退院を繰り返していた｡1ヶ月ほど前から容体が急変｡金子哲雄の｢最期は自宅で妻に見守られたい｣という意向通り､妻･稚子が見守る中､帰らぬ人となった｡

通夜は4日午後6時､告別式は5日午前10時から東京都港区東麻布1の1の5､心光院にて執り行われ､喪主は妻の金子稚子さんが務める｡

◆関連ニュース