ももいろクローバーZが｢日本レコード大賞｣にノミネートされなかった理由!

『第54回輝く!日本レコード大賞』のノミネート作品10曲が先日発表された｡
｢優秀作品賞｣には､AKB48･西野カナ･いきものがかり･JUJU･三代目 J Soul Brothers･香西かおり･氷川きよしらの楽曲が名を連ね､この中から12月30日に大賞が決まる｡
今年『紅白歌合戦』初出場を決めた人気上昇中のアイドルグループ･ももいろクローバーZは落選した｡

ノミネートを見てみると､AAAやFairiesといった､2012年に大ヒットまたは大ブレイクしたとは言い難いグループの楽曲も含まれている｡世間の反響や諸々のデータを考慮しても､ももいろクローバーZが漏れたのは不可解だ｡彼女たちが落選した背景には､グループとしての"戦略"が絡んでいた｡『ZAKZAK』が報じている｡

｢選考過程で､『ももクロ』サイドから出演辞退に近いニュアンスの回答があり､審査委員側も選ばなかった｡ももクロはすでに昨年､本屋大賞の音楽版といわれる『CDショップ大賞』を受賞していて､インディーズ色やマニアックなファンへのアピールにレコ大は不要と判断したようです｡｣(音楽関係者:ZAKZAK)

同じアイドルグループの括りでも､AKB48が王道路線を辿るのに対し､ももいろクローバーZはサブカルチャー寄り｡ファン層も似て非なる所がある｡ももいろクローバーZの場合､斬新な楽曲や奇抜なライブパフォーマンスがファンにウケている｡その一方､例えばフジテレビ系『笑っていいとも!』の｢テレフォンショッキング｣出演時､ガスを吹き出す鎧を纏い登場して観客をドン引きさせるなど､あまり世間一般に受け入れられない部分も混在する｡

『日本レコード大賞』の大賞受賞作品を遡ると､2011年はAKB48､2008～2010年は3年連続EXILE､2001～2003年は浜崎あゆみが3年連続受賞しており､王道ポップスが圧倒的有利で順当に選出されてきた｡
ももいろクローバーZメンバーは､『日本レコード大賞』が自分達の居場所ではないと考えており､同受賞そのものに価値がないと割りきっているのしれない｡

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