プロ野球・岩隈久志が「スポニチ」の捏造報道にブチギレ!
大リーグのシアトル・マリナーズに所属する投手・岩隈久志が、自身のブログで『スポーツニッポン』の報道に対し怒りを露わにしている。

「WBC、惜しくも敗退してしまいましたが、三連覇の期待、日の丸を背負って戦うことがどれほど大変なことだったかと、感謝と労いの気持ちでいっぱいです。」
と、準決勝で惜しくも破れてしまった侍ジャパンの活躍を称えたあと、次のような文章を綴った。
「そんな気持ちの中、激励に行った僕含め4人が『元気がない。アメリカに来ただけで満足?』と声をそろえて言っていたという、耳を疑うような一部報道を知り、残念でなりませんでした。」

これは、『スポーツニッポン』が3月19日に掲載した「いたイチロー不在・・・メジャー戦士が危惧した熱の低さ」というタイトルの記事に対するものだと思われる。同紙では、
「13日にアリゾナ州で行われた決起集会。松坂、岩隈、藤川、中島の日本人メジャー選手の来訪にも積極的に声をかける姿は見られなかった。4人は前回の優勝メンバーで米国での戦いも熟知している。だが、目的意識を持って質問をぶつけてこない。前日に日本から到着したばかりで時差ボケや疲労もあっただろうが、その熱の低さに4人は『元気がないな。アメリカに来ただけで満足してしまったのかな』と声をそろえたという。」
と報じられていた。

厳しいプロの世界、野球に限らずどのスポーツ競技でも敗者にはバッシングが浴びせられるのは世の常だとしても、岩隈久志は我慢できなかった。
「これまで、真実でないことが出回った場合『こういう世界だから』と気にすることなく右から左にしてきましたが、これは日本を代表して戦ってくれたメンバーにも失礼です。元気がないと思うどころか、チームの雰囲気も良く、一丸となって勝ちにいこうとしていました。誰よりも勝ちたくて、誰よりも悔しいのは戦っている本人達です。」

侍ジャパンが3連覇を逃し準決勝で敗退したため、それまでの活躍とは一転して批判的な記事が増えた。確かに、素人が見ても理解に苦しむサインミスが起きたりと、モヤモヤが晴れないのは事実。だが岩隈久志はブログ読者に向けて、
「結果論でしかない敗因を考えるよりも、このプレッシャーの中で日本を代表して戦ってくれたメンバーを最大限に讃えてほしいです。」
と強く訴えた。
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