暴れん坊ママ
[第1話]
哲（大泉洋）は友人の玉男（日村勇紀）に連れられて釣りに行き、そこで釣り船屋の娘のあゆ（上戸彩）と出会う。二人は急速にひかれ合い、あゆの父の吾郎（大和田伸也）も何とか説得して結婚。美容師の哲は自分の店を開くことになり、その初日を迎えた。すると、電話が入り、それを受けた哲は動揺。そこに哲と同じ天然パーマの男の子、佑樹（澁谷武尊）が入ってくる。哲と別れた妻が引き取ったはずの子だった。新しい男と暮らしていた妻がまた別の男のもとに行ってしまい、佑樹のことは哲に任せるというのだ。子供がいるなどとは聞いていなかったあゆはショックで、家を飛び出していってしまう。釣り堀にいるところを哲に見つかったあゆは渋々ながら佑樹との同居と承諾。だが、佑樹は一言も口を利こうとせず、あゆは憤慨する。10/16放送
哲は佑樹を幼稚園に入れようと考え、唯一途中入園できそうなところを玉男に紹介してもらう。それは歯科医をしている小学校時代の同級生、北条（東幹久）の子供が通っている幼稚園だった。送り迎えなどは自分が全部やるという哲の言葉を信じて、あゆも佑樹をその幼稚園に通わせることを認める。
だが登園初日。哲は店の仕事で手が放せないと言い、結局あゆが送っていくことに。すると、倫子（片瀬那奈）や八重（山口紗弥加）らブランド品で身を固めた園児の母が続々と高級車で乗り付けてきて、あゆは面食らってしまう。そこに、北条の妻で保護者会会長である翠子（ともさかりえ）が現れ、親睦会に誘われるが、あゆは仕事があると言って帰宅。午後のお迎えもやはりあゆが行かされた。
翌日はお弁当持参の日。それを作らされたのもやはり、あゆ。その日の午後、あゆは突然、電話で園長の理恵子（岡江久美子）から呼び出された。カバンは手作り限定、お弁当は子供が食べたがるようなものを作れなどと説教されてしまう。帰宅して哲にそのことを告げると、二人は口論に。あゆは怒って、実家に帰ってしまった。それを追ってきた哲から佑樹は自分が一人で育てていくから別れようと言われたあゆは、ママになることを宣言。帰宅して、初めて佑樹の名前を呼ぶ。
だが、その翌日。佑樹を連れて幼稚園に行ったあゆは母親たちから一斉に無視される。あゆを良く思わない倫子から母親たちにメールが回っていたのだ。
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第1話
幼い頃に母を亡くし、男手一つで育てられた。まっすぐな性格で情に厚いが、荒っぽい一面も。幸せな新婚生活を夢見ていたが、突然５歳の男の子の母となり、とまどう。だが、次第に母親としての愛情を抱くようになっていく。
バツイチの美容師。口が達者なお調子者だが、カットの腕は確か。夫としては頼りない反面、仕事に対する情熱はあり、いつかニューヨークに自分の店を出すことを夢見ている。別れた妻が引き取っていたはずの息子が現れ、ひとりぼっちにするわけにはいかない、と彼をあゆとともに育てることに。
幼稚園の保護者会会長。元・キャビンアテンダント。幼稚園のママたちを陰で仕切る存在。あゆたちが現れてから、幼稚園の品位が落ちたと嘆き、佑樹に退園してもらおうと画策している。
幼稚園に息子を通わせているママ。夫は一流外資系証券会社勤務。
幼稚園に娘を通わせているママ。ママ社会で落ちこぼれないよう、必死で他のママたちに付き合っている。夫は大学教授だと偽っていたが、実は講師。ブランドもので着飾るために、夜は秘かにパートに出ている。
哲の親友。すぐ近所でクリーニング店を営んでいる。奥さんの尻に敷かれっぱなし。
幼稚園に娘を通わせているママ。セクシーな服装にオープンカーで娘を送り迎え。娘にも同じような服を着させている。
翠子の夫で、歯科医の院長。哲と玉男との小学校時代の同級生。裕福で鼻持ちならないが、本人は悪気も自覚もない。
あゆの父。釣り船屋を営んでいる。古風で頑固。妻を亡くし、男手ひとつであゆを育ててきた。美容師などというチャラチャラした仕事をしている哲を良く思っていない。
幼稚園の園長。自分なりの教育理念を持っていて、新米ママのあゆに厳しく指導をする。幼稚園に多額の寄付金を出している翠子に頭が上がらなかったが、あゆが現れてから考え方が変わり、その態度を次第に変えていく。
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