BOSS
[第12話]
04/14放送

テロ組織「黒い月」の事件は大澤絵里子(天海祐希)が率いる警視庁捜査一課「特別犯罪対策室」の活躍で、主犯格の男を逮捕し決着がついた。しかし、この事件には警視庁内部のスキャンダルが潜んでいて、そのとばっちりを受けて「特別犯罪対策室」は解散し、絵里子はアメリカに赴任することになった。

ところが絵里子が渡米する日、事件が起こる。「黒い月」が警視庁幹部を殺害し、さらに国家公安委員長・黒原健蔵(西田敏行)の殺害を予告したのだ。急遽、復活した「特別犯罪対策室」は黒原国家公安委員長が出席するセレモニー会場へと向かう。絵里子も合流した。

「特別犯罪対策室」の警護・捜索で黒原の命は守ったものの、引退せざるを得ない重傷を負う。さらに犯人に逃走を許してしまった。事件の責任をとって「特別犯罪対策室」は再び解散し、絵里子はアメリカへ、他のメンバー・片桐(玉山鉄二)、山村(温水洋一)、花形(溝端淳平)、岩井(ケンドーコバヤシ)らも他の部署に散った。なかでも木元真実(戸田恵梨香)は離島へ飛ばされてしまう…。

それから2年後、絵里子の元同僚で参事官補佐の野立信次郎(竹野内豊)によって「特別犯罪対策室」が復活することになった。続々と「特別犯罪対策室」に戻ってくるメンバーたちだったが、その中に真実の姿はなかった…。真実の代わりに田所幸子(長谷川京子)がメンバーの一員に加わった。

科捜研のメンバーにも変化があった。奈良橋玲子(吉瀬美智子)が寿退社する代わりに沼田良美(釈由美子)が就任していた。

そんななか、絵里子の名前を騙った連続殺人事件が発生する。犯人は絵里子の名前でツイッターに犯行予告を書き込み、犯罪を繰りかしていた。「特別犯罪対策室」のメンバーは絵里子に恨みを持つ者の犯行と推測し捜査を始める。

犯罪に精通した犯人の尻尾をつかむ事ができない「特別犯罪対策室」のメンバーたち。そこで絵里子が捜査協力を要請したのが真美だった。真美の“犯人の行動パターン”の解析により、「特別犯罪対策室」は次の犯行を予測し先回りする。しかしそこに現れたのは犯人ではなく、黒原元国家公安委員長の孫娘・黒原理香(成海璃子)だった。理香は叔父を守れなかった絵里子と「特別犯罪対策室」を恨み、捜査をかく乱していたのだった。

捜査が進むにつれて、犯人は“絵里子を崇拝する人物”の犯行だと絵里子は気づく。犯人は“絵里子が嫌いそうな人物”を殺害していた。そして犯人自身“絵里子になりきって”犯行を重ねていたのだ!

犯人の刃は「特別犯罪対策室」の上司・野立参事官と部下の真実、片桐、山村、花形、岩井らに向かう…。

犯人が残した遺留品から幸子は犯人のヒントを見つけ出す。その報告を聞いた絵里子は犯人が誰なのかに気づいた。犯人は科捜研の沼田良美だったのだ!

その頃、良美と一緒に捜査をしていた真実に危機が迫っていた…

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キャスト
大澤絵里子 / 天海祐希(あまみゆうき)
警視庁捜査一課特別犯罪対策室の室長を務める女性。
大学法学部を卒業後、警察庁に入庁しキャリアの道をひたすら歩んでいた。
その後、順調に35歳で警視長まで出世したものの、突然アメリカへの留学を決意。
左遷とも噂されたが、なぜこのタイミングで海外行きなのか詳細は現在も謎のままである。
5年間FBIでプロファイリングなどさまざまな技術を学んだ後に帰国。
現在は海外で身につけた力を元に犯罪にあたっている。
こんな万能な彼女でも極度のオンチという欠点もあり。
野立信次郎 / 竹野内豊(たけのうちゆたか)
警察庁の中枢に身を置くキャリア官僚で、役職は参事官補佐。
最年少昇進記録を次々に更新しながら出世しているエリート中のエリート。
その頭脳と手腕は上層部からも一目置かれる逸材である。
同期の絵里子のよき理解者である。
木元真実 / 戸田恵梨香(とだえりか)
警視庁捜査一課特別犯罪対策室の刑事で、絵里子の部下として働いている。
科学捜査班出身という情報収集のスペシャリスト。
学生時代から“恋”よりも“科学”を選んできた変わり者。
最初は夢だった警察庁の科学警察研究所に入庁したものの、
毎回の寝坊が原因で特別犯罪対策室に異動となった。
花形一平 / 溝端淳平(みぞばたじゅんぺい)
警視庁捜査一課特別犯罪対策室所属の刑事で、絵里子の部下。
警ら巡査から引き抜かれてこの部署にやってきた。
子供のころから強い正義感にかわれ警官になったが、
交番勤務のときに見たドラマ『24』を見て刑事を目指し、昇進試験を受けた。
性格は何事もあきらめることが嫌いな熱血刑事タイプ。
ガッツがあり素直なのだが、天然な要素も持ち合わせている。
片桐琢磨 / 玉山鉄二(たまやまてつじ)
警視庁捜査一課特別犯罪対策室の刑事で、絵里子の部下。
必要以上に熱くなることがなく、クールでスマートのオトナな刑事。
どの分野にも精通した実力の持ち主で、女性警官からの人気もピカイチ。
しかし、ある事件をきっかけに警察組織を信じられなくなっており、
現在は、定時で帰宅するやる気のない刑事に成り下がってしまった。
奈良橋玲子 / 吉瀬美智子(きちせみちこ)
科学捜査研究所所属の美人鑑識官。
死体検証のプロ中のプロで、チームにとっては貴重な存在。
美人なのになぜか独身のため、男性からの絶大な人気を集めている。
本人も恋愛に積極的で、複数の男性とデートを重ねるが、恋が成就したことない。
何がいけないのか…。
どうやら本人には思い当たる節があるようで・・・。
山村啓輔 / 温水洋一(ぬくみずよういち)
警視庁捜査一課特別犯罪対策室に所属する刑事で、絵里子の部下。
チーム内では「落としの山さん」の異名を取る大ベテラン。
普段は普通のおじさんらしくいつもヘラヘラしているが、本人いわくそれは相手を油断させる為の演技だという。
果たして本当にそんな意味があるか、ないのか。
ある意味謎の多い男である。
岩井善治 / ケンドーコバヤシ(けんどーこばやし)
警視庁捜査一課特別犯罪対策室に所属する刑事で、絵里子の部下。
柔道三段、剣道四段と格闘技術に優れる肉体派刑事。
かつて警視庁の暴力団対策課に所属していたこともあって、ケンカっ早い性格が欠点。
今回この対策室への移動もその性格から問題を起こしてのことだとか。
堂々と男の尻を触ったりするので“善治はゲイ”との疑惑もある。

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