薔薇のない花屋
[第6話]
英治(香取慎吾)が美桜(竹内結子)に目の手術費用を渡したことを知った桂子(池内淳子)は驚く。英治は騙されている…そう核心した桂子は、慌てて美桜のアパートへ英治を連れて行く。02/18放送
「どうせもぬけの殻に決まっている…」桂子は美桜に騙されていると感じたのだ。ところが、そこに美桜はいた…。
それでも桂子は腑に落ちない。自分は確かに看護士の姿をしてスタスタと歩いている美桜を見た。入院している友人にも確認したのだ…。桂子は英治に“白戸美桜”という名の看護師が病院に存在していたことを伝え、自分で確かめるように執拗に迫ったのだ。
けがをした直哉(松田翔太)が優貴先生(釈由美子)に伴われて、汐見家に帰ってくる。直哉は美桜が英治から金を受け取ったことを知り、その金を安西(三浦友和)に預けたというのだ。ところが、美桜はお金を院長に渡したという…。
一方、『喫茶コロン』には安西輝夫(三浦友和)が現れる。何気なく、ごく自然に雫(八木優希)に接近し、雫を自宅に招きいれる。普通は知らない人にはついていかない雫は、ピンときていた…この人はママのパパ…雫のおじいちゃんだと。雫は安西の家で確信するのだった…。英治は、美桜が看護師をしているという桂子の気がすむようにと、念のため病院を訪れた。そこで、英治は美桜が看護士として働いているところを目撃してしまうのだ…。
「なぜ、僕なんですか」
英治は悩む…。しかし、英治は美桜を失うことが怖かった。嘘を続ける美桜に、英治はずっと騙され続けるふりをするのだった。英治にとって、美桜は何よりも大切なものだったのだ。翌日、雫の前に目の見えるようになった美桜が姿を現す。何も知らない雫は、美桜と一緒に喜ぶのだった。
安西は新たな指示を側近に出す。金も仕事も失った英治に対して、雫の親権を争う裁判を起こそうとしていたのだ。それを、直哉は聞いていた…。
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キャスト
汐見英治 / 香取慎吾(かとりしんご)困った人を見ると放っては置けない性格の持ち主。つい、人の世話を焼いてしまう。最愛の妻の忘れ形見である一人娘・雫を心から愛している。妻が花を好きだったから、必死で働いて小さな花屋を始める。
白戸美桜 / 竹内結子(たけうちゆうこ)
自分にハンデがあるようには思えない明るさと歯に衣を着せない自由奔放な性格。盲目の美女だ。幼い頃に視力を失っている。
小野優貴 / 釈由美子(しゃくゆみこ)
汐見英治(香取信吾)の一人娘・汐見雫のクラス担任。仕事熱心で児童心理学も専門だ。雫を見守っている。28歳。
工藤直哉 / 松田翔太(まつだしょうた)
妊娠した彼女のために勤め先のホストクラブの金に手を付ける不祥事を起こす。汐見英治(香取慎吾)の家の居候。21歳。
彼女 / 本仮屋ユイカ(もとかりやゆいか)
汐見雫 / 八木優希(やぎゆうき)
四条健吾 / 寺島進(てらじますすむ)
神山舜 / 玉山鉄二(たまやまてつじ)
安西輝夫 / 三浦友和(みうらともかず)
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