薔薇のない花屋第10話あらすじ完全版

薔薇のない花屋

[第10話]

03/17放送

お互いに好きで思いあっている英治（香取慎吾）と美桜（竹内結子）なのに、過去を引きずる２人の共同生活は、すぐに終わってしまう。

一方、安西（三浦友和）は自分の娘を捨てた相手が神山舜（玉山鉄二）だと知る。神山は美桜の父・辰巳（尾藤イサオ）の手術を成功させられる数少ない医師として、安西自らが海外から呼んだ医師だった。辰巳の手術の成功の鍵は神山が握っている――美桜の心中は複雑だった。

ついに、舜は自分に子供がいることを知る。安西院長にも“自分が雫の父親だ”とバレていることを知った。すると舜は、美桜を連れて病院の院長室に安西を訪ね、“ある取引”を提案する。

舜は安西に、娘さんのことを忘れることを条件に美桜のオペを引き受けることを告げる。そのいいぶりは、安西の娘にも非があるような言いぶりだった。それを聞いた安西は、自分の病院から出て行くように命令する。

「残念だ。交渉不成立ですね」舜は美桜に向かってそう言うと、そのまま病院を出て行ってしまった。

当初の予定通り、手術は安西院長が担当するが、途中で手が震えだして手術は頓挫してしまう。慌ててオペ室に入る美桜に、安西は小さく首を横に振るだけだった…。

「英治さん、助けて！」美桜が最後に助けを求めたのは、英治だった。悲鳴のような美桜からの電話で全てを知った英治は、病院に舜を連れて行くと美桜に約束をする。

空港で舜を捕まえた英治は、必死に舜に美桜の父のオペをするように頼む。そんな英治に舜は「お前は雫に自分が本当に父親でないと言えるか？もし、言えたら…」と非情な条件を突きつけるのだった。

舜の言葉を聞いた英治は震える手で携帯電話を取り出し、雫に電話をする――。

「もしもし、雫。これから言うことを、よく聞いて…」震える声で電話をする英治を、舜はただ見つめるのだった――。

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