3年B組金八先生～2007第3話あらすじ完全版

3年B組金八先生～2007

[第3話]

10/25放送

転校生の森月美香（草刈麻有）の影響か、３年Ｂ組では私服で登校する生徒が増えた。坂本金八（武田鉄矢）は、私服組の生徒たちに「なぜ制服を着てこないのか」を問うが、ハッキリしない。当の美香に質問をすると、「自分らしくしていたい。逆にみんなはなんで制服を着ているの？」と毅然とした態度をとる。金八はそこから“規則について”の授業を展開し、「規則から離れて生きていくなんてことは一生できない」という。その一方で、妙な規則というのはたくさんあるから、君たちには規則を変える権利があると話す。さらに、「人と違う私、すなわち個性は人を傷つけることもある」といって、美香に茨木のり子著の「落ちこぼれ」という本を貸し、この中に「自分の感受性ぐらい」という詩があることを伝える。

そんな中、サッカー部にある異変が起こった。桜中学への入学希望者を増やすため、鹿嶋田校長（浅野和之）が元Jリーガーの関口（島崎俊郎）を新コーチとして連れてきたのだ。関口は、「桜中学を日本一強いチームにする」と、声高らかに宣言するが、「このチームは小学生以下だ」と暴言をはく。自分たちのチームに強い愛着があり、受験を控えながらも後輩たちを心配して練習に参加していた元キャプテン・大西悠司（布川隼汰）は関口の発言に強く反発。関口はそんな悠司に、「自分が教えている小学生チームと対戦してみろ」と言いだす。

帰り道、悠司は里中憲太郎／サトケン（廣瀬真平）と会う。野球の推薦がもらえるはずだったが断ってしまい、青嵐高校受験を選んだサトケンは、悠司がサッカーに熱中できることを羨んでいた。
その日、塾を休んだサトケンは、家に帰るなり、両親から怒られる。自分は野球がしたいのに……と複雑な心境だった。

一方、金八は聖ミカエル女学園に赴き、美香の元担任教師に会い、美香の転校の理由を聞いていた……。

翌朝、サトケンは「私服で登校すると内申に書かれる」というのを知りながら、私服で登校した。「着替えてくるか？」という金八に対し、サトケンは「ぼくはいいです」ときっぱり。
その日、美香は制服を着てきた。美香は内申に書かれるのがイヤだからではなく、みんなに真似をされ、自分がリーダーのようになるのがイヤだったからだと金八に説明した。

サッカー部の顧問である木村正（瀬川亮）は、「うちは確かに弱小チームですが、小学生と試合させるというのはどうでしょうか」と校長にかけあった。が、校長は関口コーチを呼んだことで、すでに問い合わせが３０件以上来ているからと取り合わない。
そして、試合の日――桜中サッカー部は小学生にボロ負けする。落ち込んでいる悠司たちに、関口は「おまえたちみないなゴミが勝てるわけがない。来年はあいつらで全国大会に出る。練習に出るのは自由だが、おまえたちは試合に出られない」と言い放つ。我慢の限界にきた悠司は、そんな関口に殴りかかってしまう。

金八はいきり立つ関口相手に悠司のフォローに回る。しかし、関口は「サッカーはスポーツだ。勝たなきゃ意味がない。負けたけど頑張ったなんてのは負け犬の遠吠えだ」といい、悠司に「二度と練習にくるな！」といって帰ろうとする。金八はそんな彼をひきとめ、部活は教育の一環であることを話し、さらにオシム監督や俊介、高原の言葉をかり、「有名なＪリーガーたちは敗北から様々なことを学ぶ」と語る。そして、「敗北者をバカにするような発言をした点で、悠司に謝れ！」と悠司の味方をする。

サトケンは夜遅く家に帰ると、そのまま自分の部屋に入った。すると、野球道具がなくなっていた！
父親に聞くと、「全部捨てた」という。それを聞いたサトケンはガラスを割り、再び自分の部屋に戻り、部屋をめちゃくちゃにした。

翌朝、金八が学校に行くと、サトケンは休みだと連絡が入っていた。
一方、悠司からの「ノート」があり、３年で部活を引退しなければいけないという校則はない、だから、部活はやめずにコーチと対峙する。もちろん、受験勉強も頑張る、と書かれていた。
自分で決心したこと、それが君の新しいルールです、と心で語りかける金八だった。

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