三毛猫ホームズの推理
[第2話]
04/21放送

義太郎(相葉雅紀)は、女性恐怖症克服のためなぜか恋愛セミナーを受講する。義太郎の妹・晴美(大政絢)が半強制的に参加させたのだ。

義太郎がセミナー会場で受講中に事件が起きた。講師・山室(平沼紀久)が刺殺されたのだ。

義太郎たちは受講者名簿と教室に居た人間を照合する。次々と名簿が確認されるなかで、名簿にある“金崎沢子”だけがセミナー会場に居なかった。

警察は金崎について調べ始める。すると金崎沢子という女性は、2年前に自殺をしていたのだ。

それを聞いた義太郎は、怯える。義太郎は幽霊恐怖症なのだ!「死んだはずの沢子の亡霊が現れたんだ」という妄想が止まらない。

そんななか、義太郎は栗原(石坂浩二)から「沢子の妹・涼子(瀧本美織)に話を聞くように」と命じられる。

涼子の話で、「沢子は生前何者かに苦しめられていた」ということだった。

沢子は結婚詐欺に騙され、会社の金を横領させられ、それがバレて自殺した。それを聞いた義太郎は「亡霊による殺人」だと思もってしまう。

そこでホームズが事件解決のヒントを与える。

犯人は、亡霊になった沢子ではなく――沢子の父親だった。沢子の父は家族を捨て、行方がわからなくなっていた。父親は沢子を死に追いやった男への復讐をしたのだ。

涼子も薄々それに気付いていたが、父親をかばっていた。

父親は涼子が「家を捨てた父」としてずっと恨んでいると思っていた。しかし涼子は父の写真をずっと大事に持っていて、その身をあんじていたのだった。

ずっと犯人は父ではないと否定してきた涼子も最後には、「父を救ってくれてありがとう」と義太郎に感謝の気持ちを伝える…。

こうして事件は解決した。

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キャスト
片山義太郎 / 相葉雅紀(あいばまさき)
29歳独身、警視庁捜査一課の刑事。
3人兄弟の次男で、家事全般を完璧にこなす。
憧れの刑事の職についたものの、高所恐怖症、女性恐怖症、幽霊まで怖いダメダメ刑事。
「俺は刑事なんて向いていない…」と嘆き、毎日のように辞表を提出している。

ホームズ / マツコ・デラックス(まつこでらっくす)
捜査の途中で義太郎と出会った一匹の三毛猫の化身。
義太郎の捜査に対して、決定的なヒントを与えてくれる。
その化身の姿は義太郎にしか見えていない。
なぜか片山家を以前から知っているような素振りがある。
アジの干物が好物で、基本的にその場を動かない。
片山ヒロシ / 藤木直人(ふじきなおひと)
39歳の独身、義太郎の兄。
先祖譲りのマンション賃貸を取り扱い、一家の主な収入源としている。
片山家の父親的存在で、ふがいない義太郎に時に苦言を呈する。
小説家を目指し、家で執筆活動をしている。
極度のミステリーマニアだが、まともに一本の作品を書き上げたことはない様子。
片山晴美 / 大政絢(おおまさあや)
義太郎の妹、24歳。アルバイトを転々としている。
兄とは正反対に鼻っ柱が強く、行動力がある。
末っ子特有のわがままさ、頑固さがあり、どこかにくめない性格。
ホームズを連れて事件調査に勝手に乗り出すこともしばしばある。
石津刑事 / 大倉忠義(おおくらただよし)
晴美の「自称」恋人で、捜査一課の刑事。
根本の手下であり、根本と一緒に義太郎をないがしろにすることも。
だが義太郎と二人になると「お兄さん!」と呼んだりする二枚舌。
自分の事をスタイリッシュな二枚目と思っている。
栗原一課長 / 石坂浩二(いしざかこうじ)
警視庁捜査一課の課長。定年間近。いつも飄々としていて昼行灯のよう。
絵画が趣味で捜査一課の自分の机はその趣味の世界で彩られている。
片山から受け取った辞表を、毎回紛失してごまかしている。

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