三毛猫ホームズの推理
[第11話]
06/23放送

片山家に戻った義太郎(相葉雅紀)は、ヒロシ(藤木直人)と晴美(大政絢)から、父・正太郎(平岳大)を殺した犯人について話を聞かされる。なんと23年前に父親を射殺した犯人が、今回脱獄した金田広造(陣内孝則)だというのだ。

同様する義太郎。その時、玄関のチャイムが鳴る。玄関に立っていたのは金田で、その手には拳銃が握られていた。家に上がりこんだ金田はすぐに拳銃を置き、動揺する義太郎たちに謝罪する。そのうえで、金田は「助けてくれ。オレはやっちゃいねえ」と言ったのだ。

金田によると、若い刑事は年配の刑事が撃ったという。金田は現場で回収した“村田を撃った銃弾”を義太郎たちに手渡した。
金田の話を信じるならば、義太郎・ヒロシ・晴美の父親や同僚を殺したのは一体誰なのか。真実のために、義太郎は逃亡者“金田”とタッグを組み、真犯人を探すことを決意する。

義太郎と金田は現場へ行き、検証を始める。すると、その時に、その場にもうひとりいたことがわかった。

その頃、「栗原が意識を取り戻した」という一報が入る。ヒロシと晴美が駆けつけるが、栗原(石坂浩二)は何も覚えていないようだった。

義太郎と金田は銀星会に追われ始めるなか、父の事件に金田が関わっていないことや金田の脱獄が仕組まれた事だったことが分かる。

ヒロシが父のノートに小林菅理官(升毅)と龍星会組長の関係を示す証拠“小林管理官と銀星会の癒着の証拠写真”を見てしまったのだ。

その直後、ヒロシと晴美が龍星会に拉致される。

金田はこれ以上義太郎を巻き込みたくないと考え、義太郎を気絶させ、ひとりで龍星会の指定する倉庫へ向かう。意識を取り戻した義太郎たちが倉庫に駆けつけると、ちょうどヒロシと晴美の姿が開放されたところだった。ところが倉庫で金田が首を吊って死んでいたのだ。そこは密室だった。

場所検証を始めた義太郎は、密室のトリックを見破り、犯人が誰であるか気付く。その時、小林管理官が現れた…。

犯人は小林管理官だった。彼は義太郎を射殺しようとするが、その時、ホームズが小林管理官の気を逸らし、肩を打ち抜かれただけで済むんだ。

周囲を囲まれた小林管理官は、義太郎の説得に応じ、逮捕される。これで事件は解決した。≪終わり≫

06/23 第11話


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キャスト
片山義太郎 / 相葉雅紀(あいばまさき)
29歳独身、警視庁捜査一課の刑事。
3人兄弟の次男で、家事全般を完璧にこなす。
憧れの刑事の職についたものの、高所恐怖症、女性恐怖症、幽霊まで怖いダメダメ刑事。
「俺は刑事なんて向いていない…」と嘆き、毎日のように辞表を提出している。

ホームズ / マツコ・デラックス(まつこでらっくす)
捜査の途中で義太郎と出会った一匹の三毛猫の化身。
義太郎の捜査に対して、決定的なヒントを与えてくれる。
その化身の姿は義太郎にしか見えていない。
なぜか片山家を以前から知っているような素振りがある。
アジの干物が好物で、基本的にその場を動かない。
片山ヒロシ / 藤木直人(ふじきなおひと)
39歳の独身、義太郎の兄。
先祖譲りのマンション賃貸を取り扱い、一家の主な収入源としている。
片山家の父親的存在で、ふがいない義太郎に時に苦言を呈する。
小説家を目指し、家で執筆活動をしている。
極度のミステリーマニアだが、まともに一本の作品を書き上げたことはない様子。
片山晴美 / 大政絢(おおまさあや)
義太郎の妹、24歳。アルバイトを転々としている。
兄とは正反対に鼻っ柱が強く、行動力がある。
末っ子特有のわがままさ、頑固さがあり、どこかにくめない性格。
ホームズを連れて事件調査に勝手に乗り出すこともしばしばある。
石津刑事 / 大倉忠義(おおくらただよし)
晴美の「自称」恋人で、捜査一課の刑事。
根本の手下であり、根本と一緒に義太郎をないがしろにすることも。
だが義太郎と二人になると「お兄さん!」と呼んだりする二枚舌。
自分の事をスタイリッシュな二枚目と思っている。
栗原一課長 / 石坂浩二(いしざかこうじ)
警視庁捜査一課の課長。定年間近。いつも飄々としていて昼行灯のよう。
絵画が趣味で捜査一課の自分の机はその趣味の世界で彩られている。
片山から受け取った辞表を、毎回紛失してごまかしている。

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