MONSTERS
[第4話]
11/11放送

『大学病院の透明人間殺人事件』

大学病院ではいま教授昇格を決める時期を迎えていた。候補者は名医の安東准教授(吉田栄作)と患者に人気のある村川講師(佐藤二朗)。単純に考えれば安東が教授に決まりそうだが、製薬会社との癒着に医療メーカーとの不正取引など、安東にはあまりよい噂がない。そんななか、門倉教授(佐々木勝彦)は「安東を査問会議にかけ、村川を教授に推す」と宣言する。

ところがその矢先に門倉教授が刺殺されてしまった。さらに「次はお前だ」という封書が村山に届く。封筒のなかには血のついたナイフが入っていた。

ナイフを見た村川は、すぐに安東を疑う。

教授が死亡した時間を考えると、封筒がメールボックスに入れられたのは10時〜11時までの間。ところが安東にはその時間に完璧なアリバイがあった。なんと彼は手術中だったのだ。

たまたま足の腫れ物の手術のためその病院に入院していた公輔(山下智久)が事件に居合わせる。西円寺は凶器と疑われるナイフを確認するため、指紋がつかないように女医さんからハンカチを借りた。

安東の完璧なアリバイ――しかし、平八はちょっと気になる事があるというのだ。犯人はどこで待ち伏せをして門倉教授を殺したかという点だった。確かに殺害現場の倉庫には隠れる場所はあったが、そこから気付かれずに門倉を殺害するのは不可能だと考えられるからだ。

しかも、安東の不正取引の証拠が書かれた書類が盗まれていた。

手術に立ち会った関係者に事情聴取をすると、器械出しの担当が「安東はメスで誤って指を切ってしまい、手術室から手当てをした5分間だけいなくなった」という証言を得る。しかし5分間で、倉庫の前まで行って門倉を殺害し、手術室に戻ってくるのは可能なのか――。

平八(香取慎吾)は、それが可能かどうか検証するために公輔を全速力で走らせる。結果は7分以上かかった。

それを見ていた安東は笑った。そして「ぎりぎりの時間では意味がない。犯行は倉庫で待ち伏せしていなければ出来ないのではないか」と言った。

その後、新たな証言が出てくる。それは土田先生が門倉教授宛てに送られてきたファックスを見たというものだった。その内容は、村川講師が以前勤めていた病院での医療ミスを告発するものだった。

さらに「村川が10時ごろ倉庫へ行く姿を見た」という証言も出てくる。これに対して、村川は「犯人と思われたくなくて、言わなかった」と弁解した。川村は「話があるから10時頃に倉庫に来い」という門倉教授名のメモを貰ったために倉庫に行ったという。しかし行ったが誰も来なかったので立ち去ったと言った。

「犯人はどこに隠れていたのか」平八はそれが気にかかった。さらに村川の医療ミスを告発するファックスも、安東の不正の書類もなくなってしまう。

状況から判断すると、門倉を殺せるのは村川だけのように思えた。そんななか、平八は倉庫の前に停車し荷物を下ろすトラックを発見する。そのトラックは毎日11時半〜1時の間に来るという。


その頃、公輔は洗濯物の中に、血のついたハンカチが出てくる。それは凶器のナイフを持つ時に使ったハンカチだった。平八は、すぐさまそれを鑑識に回す。すると面白い事が判明する…。

病院では、安東の不正取引についての査問委員会が始まっていた。村川は製薬会社の担当者に証言を頼んでいたが、土壇場で裏切られてしまう。そして逆に安東から“医療ミス”についてつっこまれてしまった。

そこに平八が現れる。「犯人はあなたですね。安東先生。」平八は言った。

じつは、門倉の本当の死亡時刻は11時以降であることが判明したのだ。そして安東が仕組んだ様々なアリバイ工作が崩れていく。

決定的な証拠は、鑑識に回したハンカチについていた血だった。それは門倉教授のものではなく、安藤のものだったのだ。

12/09 次回予告


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10/21 第1話

キャスト
平塚平八 / 香取慎吾(かとりしんご)
警視庁イチの変わり者の、捜査一課刑事。平・・・
西園寺公輔 / 山下智久(やましたともひさ)
正義感に溢れ、まっすぐな捜査一課の新人刑・・・

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