リーガル・ハイ
[第3話]
05/01放送

古美門(堺雅人)がドキュメンタリー番組の撮影で必死な中、真知子(新垣結衣)は榎戸(永山絢斗)の国選弁護人を引き受ける。
榎戸は美由紀(原田夏希)からストーカーとして訴えられていた。
検察側の検事は真知子の大学時代の恩師・相沢(東根作寿英)。
真知子は当時、相沢に恋心を抱いていた。

真知子の接見を受けた榎戸は何も語らなかった。
だが、第1回公判で突然、無罪を主張し、真知子は一からやり直しを強いられる。
榎戸は、自分はストーカーなどではなく、美由紀と付き合っていたと言うのだ。

榎戸は銀行へ行き、そこで働く美由紀のことが好きになった。
朝晩、美雪の通勤バスに一緒に乗って、お互いに愛を深めてプロポーズまでしたという。
だが、美由紀は牧野(載寧龍二)に大学時代から付きまとわれ、強引に結婚させられたというのだ。

一方、古美門はプロ野球チームを訴えるファンのミドリ(阿知波悟美)からの依頼を受ける。
あまりにも汚いヤジを飛ばして球場から強制退去させられ、その際にケガまでしたという。

球団側の代理人は三木(生瀬勝久)の事務所だったが、若手の井出(矢野聖人)が自ら弁護を志願。
三木もそれを認めるが、負けた場合は命をもって償えと脅しをかける。

裁判で古美門は、ミドリは強制退去の際のケガで後遺症が残ったと主張。
さらには、ヤジ語録の本を出版するはずができなくなり、その賠償として1500万円を要求した。

一方、榎戸の主張はどう考えても理に叶わず、真知子は無罪など無理だと悩んでいた。
すると、相沢も情状弁護にした方がいいとアドバイス。
もっと真知子に合った、別の事務所に移ったほうがいいとも言ってくれる。

ヤジ裁判では、井出がコンサート会場のヤジで退去された判例を持ち出し、球団の正当性を主張する。
だが、古美は静かに聞くコンサートと野球は違う、ヤジは試合を盛り上げる表現だと「表現の自由」で反論。
ミドリのヤジを楽しみにしていたファンの声などを集め、見事に勝訴に持ち込んだ。

ストーカー裁判で相沢は榎戸に、美由紀が自分のことを好きだったと思う根拠は何か尋ねる。
榎戸は自分が描いた美由紀の似顔絵を彼女に贈った時に、とても喜んでくれたと言う。
だが、相沢は美由紀はそれを気味悪がって、すぐに捨てたというのだった。

翌日、真知子は榎戸と美由紀が毎日乗っていたというバスに乗った。
すると、いつも同じ時間に乗り合わせていたという女性が二人は仲のいいカップルに見えたと言う。
似顔絵をもらった時も、美由紀はうれしそうだったと答えた。

いよいよ、美由紀が証人として法廷に立った。
彼女は榎戸と交際などしていないと言い、彼のことは迷惑だったと証言する。
それに対して真知子は榎戸を捨てて、家柄の良い牧野を選んだのではないかと追及。
美由紀はそれを否定した。

真知子の美由紀に対する追及が激しくなっていく。
彼女は大学時代に相沢から思わせぶりな態度を取られてその気になっていたが、遊ばれていただけだった。
そのことを思い出し、榎戸に肩入れする気持ちが大きくなっていたのだ。

そして、ついに真知子は蘭丸(田口淳之介)が美由紀の新居のゴミから拾ってきた似顔絵を取り出す。
すぐに捨てたと言っていたが、実はここまで大事に保管していたのだ。

これを出せば形勢逆転…というその時、榎戸は「もういい。自分はストーカーだ」と言い出す。
美由紀の幸せをこれ以上、邪魔したくないと考えたのだ。

敗訴したら解雇と言われていた真知子だが、古美門は被告が望んだ結果だから良いと告げた。
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キャスト
古美門研介 / 堺雅人(さかいまさと)
偏屈、毒舌、皮肉屋、気分屋、浪費家…と揃・・・
黛真知子 / 新垣結衣(あらがきゆい)
猛勉強を経て司法試験に合格した女性弁護士・・・
三木長一郎 / 生瀬勝久(なませかつひさ)
大手法律事務所の所長。かつて検事のエース・・・
沢地君江 / 小池栄子(こいけえいこ)
三木の秘書。三木の手先として、事あるごと・・・

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