最後から二番目の恋
[第5話]
02/09放送

和平(中井貴一)は、真平(坂口憲二)の主治医・門脇医師と偶然出会う。門脇医師は真平が定期検査に来ていないことを心配していた。

自宅に帰った和平は真平になぜ検査をキャンセルしたのか詰問する。それまでと“生き方を変えた”真平の考えを聞いて、和平は千明(小泉今日子)の影響があったのではと感じる。

一方、千明の家には家出中の典子(飯島直子)が転がり込んでくる。翌朝、寝ている千明は典子に起こされた。超売れっ子プロデューサーが家ではジャージで生活している現実を見た典子はどこか嬉しそうだった。

典子に引っ張られるように典子の実家・長倉家に朝食を食べに行った2人。当然、長男の和平に典子はお説教を受ける。

そんな中、千明の職場から電話が…。なんでも作家が作品を欠けなくて挫折しているという。急遽、会社に出勤した千明は、目の前でドップリと落ち込んでいる栗山ハルカがいた。

仕事と家庭で大忙しのハルカ。そんなハルカに千明は同情ではなく、“プロなんだからやることはやらねば”と激励の言葉をかける。千明の言葉にハルカはこの仕事をやり遂げることを誓う。

それから暫くして、ハルカは作品を書き上げた。それは「きっと当たる」と予感させるような素敵な作品だった。


観光課では次の日曜日『みんなの鎌倉遠足』を企画していた。もちろん主催者として和平も参加する。参加者はみんな40歳以上だった。

帰宅するために和平が極楽寺で降りると、偶然、千明がいた。いつものようにポンポンといいたい事を言い合いながら家までの道を歩く様子を真平が見ていた。

『みんなの鎌倉遠足』は昼食予定のレストランの予約が取れていなかったが、真平の喫茶店で食べる事が出来て、ほぼ成功に終わった。

和平は真平に、あらためて「きちんと定期検査を受けるように」話す。真平も意地にならずに、和平の言葉を受け入れたようだった。2人の話題は千明の事になり、和平は真平を冷やかすが、真平は「本当の恋とは違うかも」と意味深な返事が…。さらに和平と千明の関係が羨ましいような言葉が返ってくる。

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キャスト
吉野千明 / 小泉今日子(こいずみきょうこ)
45歳独身。テレビ局のドラマプロデューサー。
健康や老後のことに不安を感じ、仕事に一筋なもののイライラしっぱなし。
老後は友達と古民家を借りて住むのもよいかと、軽い気持ちで鎌倉を下見に。
長倉和平 / 中井貴一(なかいきいち)
50歳独身。4人兄弟の長男で、鎌倉市役所の観光推進課勤務。
両親が早くに亡くなり、兄弟の親代わりとなっている。
妻と死別した寂しい子持ち。
この先、誰かと恋をするなんて面倒くさいと思っている。
長倉真平 / 坂口憲二(さかぐちけんじ)
35歳独身。自由奔放でイケメンだが、どこか幸薄い雰囲気をまとっている。
現在は自宅を改装したカフェの店長。
「自分が笑いかけることで誰かの心が和らぐなら、なんだってしよう」と思っている。
水谷典子 / 飯島直子(いいじまなおこ)
45歳主婦で、長倉家の口うるさい長女。一児の母親。
高校を卒業してすぐに、自分を受け持っていた体育教師と結婚した。
息子や夫が自分を家政婦にしか見ていないのを不満に思い、近所の実家に入り浸る。
長倉万里子 / 内田有紀(うちだゆき)
35歳の独身で、真平の双子の姉。
繊細な心の持ち主で、人の何気ない一言に傷つく。
転職を繰り返して、今はフリーター。
栗山ハルカ / 益若つばさ(ますわかつばさ)
人気の若手美人脚本家。千明と組むこととなった。
実は結婚しており、子どももいる。
空気を読まず思ったことは笑顔でハッキリ言う性格。
大橋知美 / 佐津川愛美(さつかわあいみ)
鎌倉市役所観光推進課に勤める、和平の部下。
アニメ声だがしっかりした性格。
和平を一方的に慕い、母親と共に和平を巡って争っている。

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