SP
[第8話]
井上(岡田准一)はパートナーと組んで、要人の警護につくことに。トイレに潜んでナイフで襲いかかってきた暴漢を倒し、非常階段で退避を図る。先導した井上は足元にワイヤーを発見。爆破装置とつながっていることに気付いた彼が注意を促し、難を逃れる。その後、車へ急ぐ途中、周囲に悪い気配を感じた井上はパートナーに指示して、二手に分かれた。案の定、敵は二人いたが、無事にねじ伏せる。12/22放送
だが、一人で車に乗り込もうとした要人に、車内から銃口が向けられた。犯人は車の中に潜んでいたのだ。井上はすぐに気付き、犯人に銃を向けるが、時すでに遅し。銃声が響き、要人は撃たれてしまう。
…と、ここで要人が訓練の終了を告げる。ここまでの出来事はすべて警察学校の訓練だったのだ。訓練生の井上は車内に犯人がいるなど反則だと苦笑。そんな彼らの訓練を尾形(堤真一)が見つめていた。
尾形は井上の経歴書を読み、彼を呼び出す。20年前、井上は現在の麻田総理(山本圭)がテロリストに襲われる事件に巻き込まれ、両親を刺殺されていた。井上は尾形に、自分のような人間を生み出さないためにSPになりたいのだと告げる。
やがて、尾形からの"ドラフト1位指名"によって、井上が警護課4係に配属されることになった。だが、笹本(真木よう子)や石田(神尾佑)、山本(松尾諭)らは新入りの井上のことを相手にもしない。
さっそく井上は尾形らとともに、環境大臣の警護を務めることになる。些細なことも見逃そうとしない井上の姿がキョロキョロしているようにしか見えない笹本たちは、ますます彼のことを信用しない。だが、井上は翌日の警護で誰よりも早く不審者の気配を察知し、仲間たちに無線で通報。無事に侵入を妨げることができた。その日、警察に戻った石田と笹本は初めて、井上に「お疲れさま」と声を掛ける。山本だけは事態が理解できていないようだった。
それから、数カ月後──。
笹本たちは都知事襲撃事件や病院占拠事件を振り返り、井上が来てから大きな事件が続いていると話していた。疫病神がいるのではないかと言われた井上は苦笑しながら、帰宅していく。
その頃、20年前の事件で刑務所に入っていた山西(平田満)が出所していた。そして同じ頃、警護課・理事官の西島(飯田基祐)は麻田総理の行動予定をメールする。そのメールを受信したのは、井上が都知事を警護していた時に逮捕した、あの大男(三代目魚武濱田成夫)だった…。
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キャスト
井上薫 (いのうえかおる) / 岡田准一(おかだじゅんいち)尾形総一郎(おがたそういちろう) / 堤真一(つつみしんいち)
笹本絵里(ささもとえり) / 真木よう子(まきようこ)
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