tomorrow
[第9話]
航平(竹野内豊)の前に仙道(岸部一徳)の妻・昌江(水沢アキ)が現れる。市内で開業医をしている昌江はこれまで多くの患者を市民病院に紹介してきた。だが、市民病院が一般外来を閉鎖すると知り、複雑な思いを航平に告げる。08/31放送
すると、昌江がその場で脳幹出血を起こして倒れる。航平と愛子(菅野美穂)は必死で処置するが、彼女の意識は戻らない。紗綾はこのままでは植物状態になる可能性もあると告げる。
一方、紗綾(緒川たまき)は新病院に来るはずだった医師に全てキャンセルされたと、蓮見(陣内孝則)に電話を入れる。だが、それは蓮見と松永(品川徹)が仕組んだことだった。
やがて、蓮見は来月末で病院を全面的に閉鎖すると告げた。専門病院化の計画も白紙にし、病院の土地をリゾート地として再開発するという。異を唱える航平たちに蓮見は「病院が潰れるか、市自体が潰れるかのどちらしかない」と言って土下座。誰も返す言葉がない。
そんな中、昌江の容態が急変。仙道は航平に、昌江が延命処置はしないでほしいというリビングウィルを残していたことを告げる。だが、仙道はその希望に応える決意が着かずにいた。
紗綾は新病院ができないのなら、もういる必要はないと言って出ていこうとしていた。そんな彼女に、航平はやり方はどうあれ、病院をつぶさないように奮闘していた行動力を評価。だが、紗綾は患者のことなど自分には関係ないと言うばかり。
すると、愛子は紗綾に植物状態の母親のことを尋ねる。脳外科専門病院にこだわるのは、自分の母親を助けるためだろうと追及。紗綾は母親を助けたいのではなく、安らかな死など迎えさせたくないだけだと言う。紗綾は子供の頃に父親を亡くし、母親は彼女を置いて失踪。親戚の間を転々としていた紗綾は母親のことをうらんでいるのだ。
仙道はついに昌江の人工呼吸器を外してほしいと告げた。航平は紗綾に、昌江のことを任せてほしいと言うが、彼女はまだ自分の患者だと拒否。その場を去った紗綾は母親の病室へ行き、人工呼吸器を外そうとする。だが、航平の手がそれを止める。
航平は紗綾に彼女の母親の財布に入っていた新聞の切り抜きを見せる。それは紗綾の名前が載った医大や国家試験の合格者一覧や、彼女のインタビュー記事などだった。
やがて、仙道の意志で昌江の人工呼吸器が外された。紗綾はやっと患者と向き合うという意味が分かったと言って笑顔を見せる。そして、航平や愛子と握手を交わすと、病院を出ていった。
そんな中、病院の閉鎖が正式に決まる。
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市役所職員。気さくで親切、面倒な仕事も嫌・・・
看護師。早とちりで失敗も多いが、憎めない・・・
敏腕脳外科医。莫大な赤字を抱えた病院を再・・・
愛子の妹。10歳の時に母を亡くして以来、・・・
看護師長。院長が頼りない分、実質、病院を・・・
副市長。市長のパートナーとして、市政の実・・・
病院の事務長。開業医の妻との間には一人息・・・
西山室市民病院の内科医。医師としては優秀・・・
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