歌姫
[第11話]
12/21放送

太郎(長瀬智也)は意識不明のまま、オリオン座に運ばれた。鈴(相武紗季)たちは彼の意識が戻った時、記憶がどうなっているかは分からないと医師に告げられる。太郎がかつての記憶を取り戻した場合に備えて、美和子(小池栄子)も東京から呼び戻された。

美和子が必死で看病していると、やがて太郎が目を覚ました。太郎は土佐清水での記憶を忘れ、東京に帰りたいと言っているという。鈴はショックを受けながらも、太郎にとってはそれが一番いいことだと自分に言い聞かせていた。

太郎がオリオン座を出ていく日、彼は鈴に標準語で及川勇一と名乗り「はじめまして」とあいさつする。鈴が太郎との思い出話を語って聞かせると、彼は深々と頭を下げて、これまでのお礼を言った。その姿を見た鈴は耐えきれず、映画館を飛び出していってしまう。

その後、映写室に荷物を取りに行った太郎に、ジェームス(大倉忠義)が声をかける。すると、太郎は土佐の言葉でジェームスに答えた。かつての記憶は戻ったが、土佐清水でのことも忘れていないのだという。太郎は自ら美和子と娘のさくらのために生きていくことを決意したのだ。彼はジェームスに、このことは誰にも言うなと釘を差した。

太郎がバスに乗り込もうとしていると、町の人々が見送りに現れる。去っていくバスを鈴が追いかけるが、太郎は振り返りもせずに一人涙を流していた。

時は過ぎ、2007年──。
オリオン座の取り壊しが決まった。館主からさくら(ジュディ・オング)のもとに、息子の旭(長瀬智也)が懐中時計を忘れていったと連絡が入る。旭は映画「歌姫」を見て以来、人生観が変わり、今では小さな映画会社で働いているらしい。さくらは「歌姫」を最後の上演作に選んでくれたお礼を告げるが、館主は母の鈴の遺言に答えただけだと言う。

その年のクリスマスの頃。旭は館主の娘のルリ子(相武紗季)と待ち合わせし、忘れ物の懐中時計を受け取る。太郎と鈴の孫同士のめぐり会いだった。
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キャスト
四万十太郎、小泉旭(一人二役) / 長瀬智也(ながせともや)
四万十太郎昭和30年代のシーンの登場人物・・・
岸田鈴(きしだすず) / 相武紗季(あいぶさき)
映画館の手伝いをしている館主の娘。幼い頃・・・
クロワッサンの松 / 佐藤隆太(さとうりゅうた)
土佐の狂犬と異名を取る愚連隊。フランスか・・・
芥川 / 秋山竜次(あきやまりゅうじ)
町を仕切っている山之内一家の手下。オカマ・・・
神宮寺くん(じんぐうじくん)=ジェームス / 大倉忠義(おおくらただよし)
学校を休学して、四国お遍路の旅をしている・・・
鯖子(さばこ) / 斉藤由貴(斉藤由貴)
旅館の女将。観光客やお遍路を見つけると、・・・
岸田勝男(きしだかつお) / 高田純次(たかだじゅんじ)
オリオン座館主。鈴の父。町の人々からの信・・・
岸田浜子(きしだはまこ) / 風吹ジュン(ふぶきじゅん)
勝男の妻。鈴の母。鈴と太郎の恋の行方を気・・・

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