いまや観光名所状態!? 市川海老蔵事件のビルに芸能人が集うワケとは!?

歌舞伎俳優の市川海老蔵(いちかわえびぞう=33)が暴行を受け重傷を負った事件で､一気に知名度を上げた西麻布にある14階建ての雑居ビル『バルビゾンビル27』｡
このビルには事件現場となったバー｢M｣をはじめ､芸能人御用達のお店が数多く入っている｡

そんな事情もあってか､現在では"観光地"といっていいほどに見物人が大勢訪れるようになったという｡
『女性セブン』が報じている｡

｢血痕があった非常階段を携帯のカメラで撮っていく人たちをよく見かけますよ｣(入居している店の従業員:女性セブン)

事件から早1ヶ月｡
以前はピリピリとしていたビルの空気も､現在は記念撮影ができるほどに落ち着いてきているようだ｡

もともと､オフィスとして利用するために借りる企業が多かったという同ビル｡
"芸能人の隠れ家"となったキッカケは､十数年前にオープンした｢R｣という1軒の店だという｡
｢Rは雑誌などにも取り上げられて一躍有名になり､いまや14階と8階にも店を出す人気店｡プライバシーの保護に気を使っていて､8階は完全個室になっています｡そのRに引かれるように､"一見さんお断り"の完全紹介制やVIPルームを設ける店が増えていったんです｣(元従業員:同)

海老蔵が事件当日に立ち寄ったとされる6階のダーツバー｢F｣は最新の指紋認証制｡
同ビルに入居しているほとんどの店がこのようなシステムを導入しているという｡
常に記者やカメラメンに見張られている人気芸能人たちにとって､このビルは人目を気にせず楽しめる貴重な空間だったことだろう｡

さらに､芸能人たちから支持されている要因は店同士の連携の良さだ｡
｢自分の店が満席だったら､他階の店を紹介するなど､店同士で融通しあっていて､ビル全体でひとつの店という感じ｡お互いにプライバシー保護を重視し､従業員に箝口令を敷いていて口も堅い｡それで芸能人の常連客が増えていったんです｣(同)

隠れ家だったにも関わらず､思わぬ形で一般人にも知られることとなった同ビル｡
事件は示談という結末を迎えたが､常連客たちの海老蔵に対する怒りは後を引きそうだ｡(伊原)

関連ニュース