余命宣告された入川保則、遺作映画で末期がん役! 「倒れたらドキュメンタリーにして
(09/07)

今年1月にがんで余命半年と宣告された俳優・入川保則(いりかわやすのり=71)が、最後の主演映画『ビターコーヒーライフ』の撮影に入っていることが6日、分かった。

同作は入川の末期がん判明後、周囲が"最後の花道"として用意した企画。
脚本制作には入川も参加し、
「最後は『グラン・トリノ』のような作品にしたい」
などと積極的に意見を出したという。

同作で入川が演じるのは、殺人犯の娘を養女として育てている元警視庁捜査一課刑事の喫茶店マスター。
末期がんで余命わずかと知り、養女を出所後行方不明となった実の父親に引き合わせようと奔走する物語だ。

「微力ながら福島県の復興支援になれば」
という入川の思いから、撮影は8月31日より同県の白河市でスタート。
関係者によると、立って演技した後に椅子に座り込むなど辛そうな様子もあるというが、入川自身は、
「私が倒れたらドキュメンタリーにしてと、監督にお願いしました」
と努めて明るく振舞い、
「この映画で私の人生の幕となると考えています」
と全身全霊で撮影に臨んでいる。

同作には入川の最後を飾ろうと、親交のある女優・秋吉久美子(あきよしくみこ=57)や俳優・松方弘樹(まつかたひろき=69)、歌手・前川清(まえかわきよし=63)らがゲスト出演。
撮影は今月11日まで行われる予定で、今冬の公開を目指すという。(伊原)


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