入川保則が直腸がんのため死去 最後看取った長男「最期まで役者でした
(12/26)

今年1月に末期がんのため余命半年と宣告された俳優・入川保則(いりかわやすのり、本名・鈴木安則=すずきやすのり)が24日午後3時20分、直腸がんのため神奈川県厚木市の病院で死去した。72歳だった。

訃報から一夜明けた25日、長男の鈴木正則さん(31)が都内で会見。
亡き父への想いを語った。

最期を看取った鈴木さんは、
「苦しまずに、静かに逝った印象でした。
入院してからも口が達者で、よくケンカもしましたが、ケンカをしたからこそ、ここまで生きて来られたのだと思います」
とコメント。
「22日、見舞いの帰り際に『ありがとう』と声にならない声で言われたのが言葉を交わした最後だった」
と振り返り、延命治療を断った父の生き様に、
「本人が書いたシナリオ通りなので、最期まで役者でした」
と誇らしげに語った。

葬儀・告別式は来年1月5日に神奈川・相模原市営斎場で行う予定。
生前の入川の意向で家族葬として営まれるとのことで、鈴木さんは、
「酒が強く、女性が好きで、わがままな父でしたが、子供5人、孫5人で笑って送りたい」
と語った。
入川は3度の結婚と離婚をしているが、2人目の夫人と3人目の夫人で元女優のホーン・ユキ(61)も参列予定。
同月24日には関係者のみのお別れ会も行う予定だという。

なお、遺作となったの主演映画『ビターコーヒーライフ』は来年5月に公開予定。
所属事務所の井内徳次社長は、
「24日の朝、病院に行きまして、問いかけたが、反応がなかった。
ただ、入川さんに『映画ができあがった。(来年)1月18日に完成披露試写会が決まったで。頑張ってや』と声をかけたら、何かちょっと『うん』と言ってうなずいたような気がしました」
と明かし、声を震わせていた。(伊原)


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