小栗旬が大手芸能事務所に噛み付いて｢殺されるかも｣役者の労働組合結成へ!

俳優･小栗旬が､大手事務所が強い権力を持つ日本の芸能界を痛烈批判した｡『クイック･ジャパン』に掲載された俳優･鈴木亮平との対談インタビュー記事で､｢僕らの同世代でも上の世代でもよく生き残ったっていう人はいますから｡事務所の力もありますし｣｢ここのところがちょっと組織に負け始めてる｡やっぱり組織ってとてつもなくデカい｣など､芸能事務所に噛み付く姿勢を見せている｡

『アサ芸プラス』によると､小栗旬は鈴木亮平や三浦春馬､瑛太､藤原竜也ら俳優仲間と"小栗会"を結成｡東京･三宿や中目黒の居酒屋及びバーで演技論を熱く語り合っている｡その中で､俳優の労働条件を改善するための労働組合を構想｡自ら動いて立ち上げようと計画するが､賛同者を得られないという｡
｢みんな､いざとなると乗ってくれない｡たぶん傷つきたくないからだと思うし､今の自分の立場を失いたくないからだと思うけど､ちょっと悲しくなりますね｡意外と口先だけで覚悟がねえんだなって｣(引用:クイックジャパン)

大手芸能事務所に反旗を翻して仕事を干された前例は複数ある｡度重なる韓流批判を繰り返した高岡奏甫や､ワタナベエンターテインメントからの独立を画策した野久保直樹などだ｡どんな人気者でも一気にドン底に突き落とされる恐れがあり､小栗旬のプロジェクトに安易に協力出来ない｡

一方で小栗旬はまず自分が犠牲になろうと､自腹で稽古場を建設している｡
｢『俳優が自分たちを向上させていけるような場を作りたい』って言って実際に作ってるんですよ｡自分だけでなく､役者みんなで向上していこうよっていう｡｣
｢アメリカなんかは､メジャー作品にこの前まで無名だった俳優が､ある日突然主役に抜擢されることがあるのに､日本ではそういうことはほとんどないという現状がある｡それを起こすためには､大前提としてスキルを持っていないとできないので､その力をみんなでつける場所を作りたいということですね｣(同)

小栗旬の覚悟は相当なものだ｡勿論､人気俳優の座を不動のものにした彼でさえ､圧力がかかる可能性は否定出来ない｡現在の心境については､
｢『自分は誰かに殺されるかもしれない』くらいの覚悟で戦わないと､日本の芸能界を変えるのは難しいっすね｣
と語っており､大手事務所が芸能界を牛耳る現状を変えたいと本気で考えている｡

既に､テレビ局や映画会社に｢小栗を起用するな｣という要請が出たとの噂もあり､今後小栗旬がどのような動きを見せるのか非常に注目される｡(船越)