本命不在のお寒いレコ大! 選考は消去法で? EXILEの連覇か秋元順子か

本命不在のお寒いレコ大! 選考は"消去法"で? EXILEの連覇か秋元順子か

(10/22)

｢日本レコード大賞｣選考委員がお困りのようだ｡選考以前に､ノミネートを選ぶ段階で苦労しているという｡｢週刊文春｣が報じている｡

｢昨年は夏頃に､大賞はEXILE､新人賞はジェロで大方決まっていた｡

しかし今年は､リストアップする歌さえ思い浮かばない｡昔は､何人もの候補者がいて悩んだものですが……｣(選考委員:文春)

｢TBSが生放送するからには､どんなにヒットしていても､放送当日に出演できない歌手は対象外｡この“条件"がネックとなっている面もある｣(レコ大関係者:同)

ハッキリ言えば､ジャニーズ事務所に所属のタレントを選ぶわけにはいかない､ということだ｡

今年の上半期のオリコンシングル売上げランキングでは､｢Believe｣､｢明日の記憶｣で嵐が1位､2位となっているのを筆頭に､ベストテンにジャニタレが6組も入っている｡

｢ジャニーズは88年に"光GENJI"が『パラダイス銀河』で大賞を取った後､レコ大から撤退しています｡今回､候補者選定が難航しているのも､この影響が大きい｣(TBS関係者:同)

さらに言えば､ジャニーズ事務所は｢忍者｣がレコ大新人賞の“演歌"部門でノミネートされたことに立腹し､賞レースそのものの席を蹴ったともされている｡

さて､となるとジャニーズ勢以外でトップ10にランクインした他の四組が有力候補だが､｡3位は昨年､｢紅白｣初出場で大ブレイクした秋元順子の｢愛のままで…｣

昨年大賞のEXILEは8位｡後は今年すでに解散した｢羞恥心｣と､｢遊助｣名義でソロデビューして5位に入った上地雄輔だ｡

｢上地は新人賞が決定的でしょう｡人気もあるし番組的にも上地の出演は願ったり叶ったり｡ひょっとすると､“羞恥心"の他の二人が祝福に駆け付けるという演出も考えられます｣(音楽関係者:同)

となると､"消去法"で秋元とEXILEの一騎打ちということになってしまう｡

伝統のレコード大賞も､ずいぶんとお寒い選考になってしまったものだ｡(淺川)