黒柳徹子が今後も"芸人殺し"継続宣言! ｢冷たくするところは冷たくする｣
1976年2月2日の放送開始から､今年35周年を迎え放送回数は述べ9000回を突破した日本有数の長寿番組『徹子の部屋』｡5月1日には初のゴールデン帯で『祝35年目突入記念 出張!徹子の部屋 お宝映像も大放出SP』がOAされるとあって､御年76歳の黒柳徹子だがまだまだ引退など全く考えておらず仕事へのエネルギーに溢れている｡
その制作発表記者会見が先日行われ､黒柳徹子が出席｡初のゴールデンタイムでの放送､そして『アメトーーク』で自身が"徹子の部屋芸人"で取り上げられたことについてその心境を明かした｡
｢(番組開始から)35年で初めて､『こんばんは』ってあいさつさせていただきました｡窓の外は夜ですし､やはり昼の放送とは気分がちがいます｡働いていらっしゃる方は､徹子の部屋をご覧になることがほとんどないと思うので､夜ご覧になって､今度見てみようかなと思ってくださればいいなと思います｡｣
と通常時間のOAを見ることが難しい視聴者へ向けてアピール｡
また､"徹子の部屋芸人"で黒柳徹子が芸人たちへことごとく毒を吐きまくり彼らを意気消沈させていることについては､
｢私が(ゲストを)攻撃してる所ばっかり集めてるので､すごい意地の悪い変な人に見えるようになってて｡｣と若干(おふざけの)悪意が感じられる点には不満もあるようだが､
｢でも､芸人さんたちに対するリアクションは､私の正直な気持ちです｣と決して大袈裟ではなく､素のリアクションだと弁解｡
｢このごろは何でも笑ってしまってうんですが､そういうのは芸人を育てないって言われてますから､冷たくするところは冷たくする｡でもちゃんと人格は認めてますよ｡"徹子の部屋芸人"ではあまり映らないんですけど｡｣
本人曰く､芸人殺しの言動は愛のムチといったところか｡｢芸人を育てない｣という考え方が自らの信念なのか他人から吹き込まれたものなのかは明かさなかったものの､
｢若い芸人の方には､本当に面白いこととはどういうことか､質の高い芸を勉強してほしいと思います｣とあくまで芸人を応援する姿勢であることを強調した｡
最後に､今後の抱負に関して､
｢90歳まで番組を続けて､ゴールデンの帯で番組ができたら面白くなるだろうと思います｡夜は夜で話の内容が変わってくると思うので(笑)｡私は､テレビが世の中を変えることができる素晴らしいものだと思ってこの仕事を始めたので､個々に見るのではなく､1つのテレビにみんなが集まって､会話をしながら見てくださることを祈ってます｣
とテレビの可能性を信じ､あくなき挑戦を続けていく模様だ｡
黒柳徹子といえば､様々なランキングを発表する『gooランキング』で､｢黒柳徹子のスゴさとは!? 黒柳徹子の奇想天外ランキング｣が掲載され､ネット上でも黒柳徹子の"凄さ"が特集されている｡そのランキングを見てみると､
○1位.徹子の部屋が30年以上も続いている
○2位.日本初のテレビタレントにして､50年以上にわたりテレビ番組のレギュラーを継続して持ち続けている唯一のタレント
○3位.流行に左右されることなく独特の髪型を貫いている
○4位.30年以上いつもノーブラで過ごしている
○5位.1984年3月14日放送のフジテレビ系列『笑っていいとも!』の｢テレフォンショッキング｣に出演し"43分間しゃべり続ける" という伝説を残した
○6位.数字が苦手で足算引算は一ケタまでしかできないが､視察で行った難民キャンプなどではメモを取っていないのにどれぐらいの人がいたのかはっきり覚えている
○7位.ユニセフの親善大使
○8位.戦後最大のベストセラーの著者
○9位.東京フィルハーモニー交響楽団副理事長
○10位.日本チャップリン協会名誉会長
○11位.社会福祉法人｢トット基金｣理事長
○12位.社会福祉法人｢あゆみの箱｣理事
○13位.日本パンダ保護協会名誉会長
○14位.ポーランド政府からコルチャック賞(1985年)
○15位.実は女優だった
○16位.2003年に勲三等瑞宝章(現在の瑞宝中綬章)を授与
○17位.ちひろ美術館・東京館長
○18位.世界自然保護基金ジャパン顧問
○19位.子どものためのリーダーシップ賞(第1回受賞者)
○20位.日本ペンクラブ会員
同ランキングでも､1位に『徹子の部屋』が挙げられており､同番組が日本テレビ史に残る偉大な番組の一つであることを感じさせる｡
昼間中々テレビを見ることが出来ない人も､芸人が出演する回だけでも楽しんでみてはいかがだろうか｡
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