ブラック企業ランキング&離職率ランキング一挙公開! 社畜と化す危険な会社を総ざらい!

社会人･学生問わず､人生において非常に重要な選択となる"企業選び"｡生きるためにお金を稼ぐ手段として､出来る事なら優良な企業で健全に働きたいと誰しもが願っているはず｡会社の奴隷と化す社畜や､肉体を酷使され過労死する状態には陥りたくない｡

そこで一つの基準となるのが､｢劣悪な労働環境で賃金に見合わない肉体的･精神的負担を従業員に強いる反社会的な存在の企業｣と定義される"ブラック企業"のランキングや､｢大卒者･高卒者が3年以内に離職する割合｣を示した離職率ランキング｡仕事で過度な苦労を強いられたくないのなら､まずこれらの上位にランクインした企業は避けるべき｡果たしてどのような企業･業種が名を連ねているのだろうか｡

～～2012年ブラック企業偏差値ランキング～～

80･･･東芝､大庄､くらコーポレーション､やずや､大王製紙

75･･･モンテローザ､ワタミ､ゼンショー､光通信､ファーストチャージ､ニュートン､セプテーニ､東京コンピュータサービス､アドバンテージ

74･･･オンテックス､OSGコーポレーション､佐川急便､サニックス､SEL&MST､SMG､大創産業

73･･･大成社､ELBEC､丸八真綿､東横イン､ファイブフォックス､東京コンサルティンググループ･ジャスティック･セレモつくば

72･･･大塚商会､アビバ､ウィルブラウド､ベンチャーセーフネット､フォーラムエンジニアリング･セブンイレブン､アドービジネス､大東建託､東建コーポレーション

71･･･楽天､トステム､再春館製薬所､モンテローザ､ソフトバンクBB(販売職)､アルプス技研･富士火災､フルキャスト､毎日コミュニケーションズ､富士ソフト､LEC

70･･･アールビバン､ジェムケリー､ヤマダ電機､サカイの引越しセンター､セントラル警備保障､ALSOK･MKタクシー､船井電機

69･･･JTB､大王製薬､レオパレス､大和冷機工業､トランスコスモス､アドバンテージ､日本電産

68･･･ジェムケリー､ソフトウェア興業､オービック､コア､ヤマト運輸､日通

67･･･メイテック､ネッツトヨタ､HIS､富士薬品､伯東､ニチコン

65･･･日本食研､USEN､伊藤園､メノガイヤ､セコム

あまり企業名を聞き慣れないものをいくつか紹介すると､大庄は居酒屋チェーン店｢庄や｣等を展開する企業｡くらコーポレーションは｢無添くら寿司｣､ゼンショーは｢すき家｣を展開する｡
ファーストチャージ及びセプテーニはインターネット･モバイル広告事業を運営｡ニュートンは｢パセラリゾーツ｣｢カラオケパセラ｣等を展開する企業である｡
外食産業を営む企業が多くランクインしており､外食店経営の厳しさを物語っている｡

また､上記とは別に､2012年7月厚生労働省記者クラブにて発表された｢ブラック企業大賞2012｣についても触れておこう｡これはノミネートされた11社から､不名誉な各賞を決めていくもの｡丸八真綿は｢布団のマルハチ｣等を販売する寝具専門企業｡
｢ブラック企業偏差値ランキング｣上位の企業もいくつかノミネートされた｡大賞を受賞した東京電力は､｢ブラック企業偏差値ランキング｣で栄えある(?)殿堂入りを果たしている｡

～～ノミネート企業～～
●ワタミ
●ウェザーニューズ
●ゼンショー
●九九プラス(ローソンストア100)
●すかいらーく
●フォーカスシステムズ
●陸援隊
●ハーヴェスト･ホールディングス
●丸八真綿
●富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ
●東京電力

～～各賞結果～～
大賞:東京電力
市民賞:ワタミ(Web得票数の49.8%を獲得)
特別賞:ウェザーニューズ
ありえないで賞:ゼンショー
業界賞:SE業界(フォーカスシステムズ･富士通SSL)

では続けて､｢離職率ランキング｣を紹介しよう｡これは､簡単に言えばせっかく内定を取ったのに3年以内で退職してしまう社員の割合が多い順位を表わす｡離職の理由は様々だが､一般的には継続することが困難｡つまりブラックな部分があると考えてもあながち間違いではない｡

～～業種別離職率ランキング2012～～

1位:教育､学習支援業･･･48.8%
2位:宿泊業､飲食サービス業･･･48.5%
3位:生活関連サービス業､娯楽業･･･45.0%
4位:医療､福祉･･･38.6%
5位:不動産業､物品賃貸業･･･38.5%
6位:小売業･･･35.8%
7位:サービス業(他に分類されないもの)･･･33.9%
8位:学術研究､専門･技術サービス業･･･31.7%
9位:建設業･･･27.6%
10位:卸売業･･･26.8%

もし上記3つの項目で全て上位に入っている企業･業種に就くなら､相当の覚悟をもって臨んだ方がいいだろう｡
"ブラック企業"と称される会社が無くなればそれに越したことはないが､残念ながら当分その日は来そうにない｡

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