東野圭吾ミステリーズ
[第3話]
07/19放送

厚子(松下奈緒)のもとに夫の洋一(田中幸太朗)が殺されたと警察から連絡が入る。
アパレルチェーンの御曹司である洋一は新たに立ち上げるブランドの経営を任され、大阪にいた。
大阪が嫌いな厚子は東京で洋裁学校の講師を続けたいと望み、洋一は単身赴任していたのだ。

大阪に着いた厚子を刑事の番場(大杉漣)らが迎える。殺害現場は洋一の店。
厚子は番場から犯人の動機に心当たりがないかと聞かれるが、何も思い当たらない。
番場は怨恨と物盗りの両面から捜査中だと言う。

厚子は洋一のマンションに行きたいと言い、番場たちも同行した。
食事を作りかけたキッチンなどを見た厚子は、夫を思い出して涙する。

洋一の会社は経営不振で借金を抱えていたことが判明。
従業員の一人、森岡伸子(赤松悠実)が失踪中だということも分かる。

その夜、厚子が洋一のマンションで寝ようとすると玄関で物音がし、刃物を手にした男(蟷螂襲)に襲われる。
番場は厚子に、洋一の女性関係に心当たりはないかと尋ねる。
その女性とつながっている男なら、洋一のマンションの鍵も持っているだろうというのだ。

そんな中、失踪中だった伸子が出頭。厚子を襲った男の似顔絵に見覚えなどないという。

厚子は番場に連れられて、洋一の通っていた場所を訪ね歩く。
そこで、洋一が街金の男と歩いていたのを見たことがあるという証言を得た。
一方、厚子を襲った男は江田という暴力団構成員で、街金の取り立て屋をしていたと分かる。

大阪の街を歩いていた厚子は馴れ馴れしく声を掛ける通行人たちに辟易。
そこに、江田らしき男が通りがかり、番場が追う。
その後、警察が組に踏み込んで、江田の居場所を聞き出そうとした。
だが、江田は1カ月前に病死しているという。

洋一のマンションで聞き込みした結果、厚子が襲われた当日、怪しい男を見た目撃者はいなかった。
防犯カメラにも何も映っていない。番場らは、厚子は本当に襲われたのかという疑問を抱く。

番場は厚子を呼び出して、どうしてそんなに大阪が嫌いなのかと尋ねる。
実は、厚子はかつて大阪に住んでいたことがあった。
和歌山で会社を営んでいた厚子の父は大阪で勝負したいと言い、一家で引っ越し。
だが、父は仕事が上手く行かず、ヤミ金から金を借りた末、自殺していた。
厚子が襲われたというのは、子どもの頃に見た取り立て屋の幻覚だったのだ。

厚子は洋一を殺したことを自供。
その夜、洋一から借金の担保にマンションの権利書と実印を渡すよう言われた厚子は猛反対。
もみ合いになるうちに、誤って刺してしまったのだった。

番場は洋一の遺体から女性の匂いがしたことが引っかかっていた。
しかも、それは頭部からだけで、犯人は洋一を殺した後、頭を抱きしめたと推測。
そんな愛情表現をするのは、厚子に違いないと踏んでいたのだった。
09/20 第10話


09/13 第10話


09/06 第9話


08/30 第8話


08/23 第7話


08/16 第6話


08/02 第5話


07/26 第4話


07/19 第3話


07/12 第2話


07/05 第1話

キャスト
石上純一 / 唐沢寿明(からさわとしあき)
実業団のアーチェリー部のコーチ。
愛弟子である望月直美を自殺という形で失ってしまう。
直美から遺書ともいえるビデオレターを残される。
田村厚子 / 松下奈緒(まつしたなお)
大阪に単身赴任していて殺された田村洋一の妻。
何故か大阪への強い拒否反応がある。
浅野葉子 / 観月ありさ(みづきありさ)
弁護士。自宅付近で倒れていた、記憶をなくした少女を助け自分の部屋に連れていく。
男性が刺殺された現場で少女の目撃情報が出る。
中川伸彦 / 反町隆史(そりまちたかし)
再婚の新婚旅行で沖縄にやってきた男。
昨年娘を石油ストーブの不具合による一酸化炭素中毒で亡くしている。
娘は新妻・尚美に殺されたのではないかと疑惑を抱き続けていた。
青山弥生 / 長澤まさみ(ながさわまさみ)
書道の師範。恋人の北沢のマンションへ行き、彼の死体を発見する。
アルファベットの「A」のようなダイイングメッセージがあり、部屋は荒されていた。
ある会社社長の遺言書がなくなっており、北沢が持ち逃げしていたという事実が浮かび上がる。

東野圭吾ミステリーズ特集ページ
ドラマコーナー
ドラマ一覧

サイトのご案内へ
無制限99円 取り放題[TOP]

JASRAC許諾番号
6834131007Y41011
Blau