東野圭吾ミステリーズ第8話あらすじ完全版

東野圭吾ミステリーズ

[第8話]

08/30放送

高校３年生の良（三浦春馬）と洋子（波瑠）、達也（大野拓朗）は小学校の頃からの幼なじみ。
だが、洋子が達也と交際し始め、彼女のことが好きな良は悩んでいた。

そんなある日、達也が校舎の屋上から転落死した。
一人で屋上の縁を歩いていて、落下したという目撃証言もあった。
警察は自殺の可能性もあると考えていたが、良には達也がそんなことをするとは思えなかった。

次の日、達也のロッカーが何者かに荒らされる。
誰が何のためにそんなことをしたのか、良にも洋子にも分からなかった。

その後、良は達也が転落した屋上へ。
すると、そこに女子生徒がやってくるが、良の姿を見つけると逃げるように去っていった。
良は追いかけようとするが、担任の井本（近藤公園）が現れ、引き留められる。
屋上は達也の事故以来、立ち入り禁止になっていたのだ。
良は井本から、去っていった女子生徒は笠井（三吉彩花）だと聞く。

良がそのことを洋子に話すと、笠井はよくサッカーの練習を見に来ていたという。
どうやら、達也のことが好きだったのではないかというのだ。

良は笠井が所属している美術部の部室に向かった。
窓からは達也が転落した屋上が見えたが、笠井は何も知らないと言う。
そこに、洋子がやってきて、笠井に話したくなければ話さなくていいと告げた。

洋子と別れた良は女子更衣室を盗撮している男を発見。追いかけると、犯人は井本だった。
井本はキャバクラにハマってしまい、金を稼ぐために盗撮をしていたのだという。
井本は達也にも見つかって、メモリカードを没収されたことがあると言った。

それで達也のロッカーを荒らしたのかと追及され、井本はそれを認めた。
だが、達也を殺してなどいないと言い、事故の時刻のアリバイを見せる。
その日も盗撮をしていたというデジカメの写真には、確かにその時刻が記録されていた。
すると、良はその写真に笠井が美術部の部室の窓際で、鏡を持って写っているのを見つける。

良が美術部の部室に行き、その鏡を見つけると、笠井がやってきて焦って逃げていく。
屋上に向かった笠井は追いかけてきた良や洋子に、達也に鏡の光を当てたと告白。
自分が達也を殺したのだと言って、屋上から飛び降りようとする。
良は必死で止めるが、もみ合いになって笠井は階段から転落して、大怪我を負ってしまった。
退院した笠井は良たちには何も告げずに、転校していってしまう。

それから、１年後。
高校を卒業した良は達也の事故現場に、花を手向けに行く。
すると、そこに東京の大学に行っていた洋子もやってきた。

二人で帰途に着くと、良は洋子に事故の日に屋上にいたのだろうと追及。
笠井が飛び降りようとした時、洋子が「あなたのせいじゃない！」と言ったことが良には引っかかっていたのだ。

それを聞いた洋子は、確かに屋上にいたと告白する。
達也に呼び出され、洋子と同じく東京の大学に行くことにしたと言われたという。
達也と離れるために東京に行こうとしていた洋子は動揺してしまった。
それを察した達也は屋上の縁に立ち、洋子と別れるくらいなら死ぬと言い出す。
その時、洋子は向かいの美術部の部室に鏡を持って立っている笠井の姿を発見。
洋子は笠井を指差し、そちらを向いた達也は鏡の光を見て、足元を狂わせてしまったのだ。

洋子は達也と付き合っていながら、良に思いを寄せていたのだった。
初めてそのことを聞いた良は、その場に泣き崩れてしまう。

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